ニキビができている時に顔パックはあり?なし?

ニキビができている時に顔パックはあり?なし?

ニキビができると、気になってしまい早く治したくて仕方ないですね。
ニキビを治すだけじゃなく、ニキビ跡も残したくない!そんな想いから即効性のある顔パックをする方も多いのではないでしょうか。しかし、ニキビのある肌に顔パックをする際には、通常の顔パックと異なる方法や種類で行う必要があり、気をつけたいポイントもいくつかあります。
そこで今回は、ニキビができているときの顔パックについて、どのようなパックが効果的なのか、どんな注意点があるのかなど、詳しくご紹介します。

ニキビができていても顔パックはあり!どんなパックならOK?

ニキビができていても、顔パックをすることは可能です。しかし、パックにもさまざまな種類や方法もあり多岐にわたるので、ニキビ肌に適したパックをすることが大切です。
では、どのような顔パックがニキビに有効なのでしょうか。パックのタイプ別にチェックしていきましょう。

クレイなどの洗い流すパック

クレイは天然の泥のことです。ミネラル成分が豊富に含まれており、抗炎症作用が期待できます。また、体内にたまった老廃物を吸い取る作用もあるので、毛穴の汚れの吸着や余分な皮脂の除去にも優れています。
保湿効果もあるのでパックを洗い流した後には、しっとりとした肌触りを実感できるでしょう。余分な汚れが除去され肌のトーンも明るくなります。
クレイのような洗い流すタイプのパックは天然成分が豊富で肌に優しく、ペースト状なので刺激も少ないのが魅力です。その点、刺激に敏感なニキビ肌にも使いやすいでしょう。
パックが終わったら、ぬるま湯で優しくしっかり洗い流します。クレイが毛穴に残ってしまうとニキビの悪化を招いてしまうので注意しましょう。
また、クレイパックを長く放置させると乾燥し、肌の水分まで奪ってしまう場合があります。使用方法やパックする時間を確認して、パックが完全に乾燥する前に洗い流すようにしましょう。

鎮静作用や抗炎症作用のあるパック

ニキビの改善には、鎮静作用や抗炎症作用が効果を発揮します。
ニキビは毛穴に詰まった汚れや皮脂、角質などによって炎症が起きている状態です。また、皮脂が過剰に分泌されていたり、ニキビのもとであるアクネ菌が増殖したためにニキビとして皮膚上に現れています。
そのため、炎症を抑え、皮膚の過剰な反応や活動を落ち着かせる鎮静作用が必要になるのです。
グリチルリチン酸ステアリルやアラントイン、グリチルリチン酸2Kなどの成分や植物のエキスであるローズマリーエキス、カミツレエキス、甘草エキスには、炎症を抑える効果があります。このような成分が配合されたニキビに優しいパックを選ぶことが大切です。

保湿効果の高いパック

乾燥はニキビ肌の大敵です。
肌が乾燥すると皮膚の水分を逃すまいと、皮脂が過剰に分泌されニキビの悪化を助長し、ニキビ肌の悪循環をもたらします。十分なうるおいを与え、肌の水分量を満たすことが毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビの改善や予防につながります。
保湿をすることで肌のバリア機能が正常に働き、肌の健康状態がよくなります。まずは保湿が基本!
保湿効果が期待できるヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、アミノ酸、エラスチン、スクワランなどの成分が含まれたシートタイプのパックを活用して、肌の水分を補いましょう。肌のターンオーバーも活発になり、角質が毛穴に詰まるのも防ぐことができます。

ビタミン配合のパック

ニキビ専用のパックにもよく配合されているのがビタミン。
なかでもビタミンCは、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える効果があります。そのため、色素沈着でニキビ跡ができるのを防いだり、これ以上ニキビができないよう予防をしたりと、ニキビ肌にはうれしい効果がたくさんあります。

ビタミンCのほかにビタミンAには、コラーゲンやエラスチンという美肌にとって重要な成分の産生を促す働きがあるので、肌をなめらかにし弾力をもたらしてくれます。

ビタミンEにも抗酸化作用があるため、肌の老化を抑制し肌本来の機能が働きやすいように導いてくれます。

ビタミンを上手に活用することで、ニキビ跡を作らないように改善し、ニキビになりにくい健やかな肌に整えることができます。

コットンパック

ニキビがつぶれてしまった!
ニキビ跡が残らないようにしたい!
ニキビが腫れた!
などと、ひとつひとつのニキビによってトラブルが異なるのが悩みどころ。
そんなときに、コットンパックなら部分的に集中ケアをすることができます。
コットンを軽く水で濡らして絞ったら、ニキビの症状に合った化粧水を染み込ませて1~2分ほど貼りましょう。
例えば、つぶれたニキビには抗菌作用のある化粧水、ニキビ跡が気になる部分にはビタミンCが配合された化粧水、赤く腫れたニキビには抗炎症作用や鎮静作用のある化粧水、ニキビの予防をしたいなら保湿効果の高い化粧水を染み込ませたコットンを気になる部分に貼ってケアすることができます。
コットンパックなら、ニキビの症状に合わせて局所的なスペシャルケアが可能ですね。

こんなパックはダメ!パックで気をつけたいこと

ニキビができた肌は非常に敏感で傷つきやすい状態です。そのため、パックのようなスペシャルケアを間違った方法でしてしまうと、ニキビを悪化させる場合もあります。
これからご紹介するNGケアをしないよう、気をつけて顔パックをしましょう。

アクネ菌が増える成分は使わない

化粧品に使われる成分の中には、アクネ菌のエサとなる成分が存在します。
アクネ菌は脂質をエサとしているので、動植物由来の油性成分が配合されている化粧品は控えましょう。アクネ菌の増殖を促してしまいます。
例えば、グリセリンやグルコースなどはアクネ菌を増やしやすい成分です。化粧品やシートパックを選ぶ際には、これらの成分が含まれていないものを選ぶようにしましょう。

乾燥に注意する

シートパックやクレイパック、コットンパックなどでケアする際注意したいのが乾燥です。
効果がありそうだと既定の時間より長くパックしてしまうと、コットンやシートが乾燥して肌の水分を奪って蒸発していきます。こうなるとニキビの大敵である肌の乾燥を招いてしまいます。パックをする際は時間をあけすぎず、乾燥させないように注意しながら行いましょう。
また、シートパックが乾いた状態で無理に剥がそうとすると、ニキビまで引き抜いてしまったり、ニキビを傷つけてつぶしてしまったりします。必ず水分のある状態でやさしく剥がすように心がけましょう。

刺激を与えない

ニキビができた肌はデリケートであるため、刺激を与えないように普段よりもやさしく丁寧にケアする必要があります。
パックの中でも、スクラブが含まれているピーリング剤は肌を傷つけてしまう恐れがあるので控えましょう。スクラブで肌を擦ってしまい、強い刺激を与えてしまいます。
パックにもさまざまな種類があるので、刺激を与えないやさしいタイプのものを選ぶようにしましょう。

剥がすタイプのパックは避ける

ピールオフパックなどの肌の上で乾燥させて剥がすタイプのパックは、使わないほうがいいでしょう。
毛穴の汚れや古い角質、皮脂の詰まりを一気に取り除いて、肌のトーンも明るくしてくれるピールオフパックは汚れの除去に最適ですが、ニキビのある肌には刺激が強すぎます。
パックをはがす際に、ニキビにダメージを与えたり、ニキビそのものを引き抜いてしまったりなど、ニキビを悪化させる原因になりかねません。
ニキビのケアでは、ニキビをつぶしたり傷つけたりしないのが基本であるため、刺激の強い剥がすタイプのパックはニキビが治ってから使うようにしましょう。

アルコールやエタノールを避ける

殺菌効果が高く収れん効果も期待できるアルコールやエタノールは、肌の乾燥を招くためニキビ肌には向きません。
アルコールやエタノールには揮発性があるため、蒸発しやすい成分です。そのため蒸発する際、肌表面の水分も奪ってしまうので、肌の乾燥を招きやすいのです。
ニキビにとって強い刺激になるほか、乾燥を招きやすいので、これらの成分が含まれている化粧品でのパックは避けましょう。

ニキビ肌もパックで集中ケア!

ニキビができると早く治したい一心でいろいろなケアを試してしまいがち。
そんな中、顔パックもニキビ改善には大変有効な方法です。
しかし、ニキビ肌に適したパックの種類や方法があり、気をつけたい注意点もあります。できたニキビの症状を注意深く観察して、症状に合ったスペシャルケアを心がけましょう。なかなか改善しない場合は、医師に相談してみることも大切です。

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。