角栓の原因と毛穴に詰まった角栓の正しい取り方

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

角栓の原因と毛穴に詰まった角栓の正しい取り方

ポツポツと目立つ毛穴の黒ずみやざらつきの正体。
それは角栓です。
目の行きやすい鼻の頭に黒く鎮座する角栓は、目立ちやすく取りにくい厄介なもの。
この角栓はなぜできてしまうのでしょうか。
今回、その原因と毛穴に詰まった角栓の正しい取り方をご紹介します。

角栓の原因とは?

黒く目立ち、毛穴にこびりつくように詰まっている角栓。
角栓は皮脂が固まって毛穴に詰まっているのではなく、約7割は角層とよばれるタンパク質が毛穴に詰まってできます。
タンパク質と皮脂が混ざりあっている厄介な角栓はどのようにしてできてしまうのでしょうか。角栓ができる原因をご紹介します。

ターンオーバーの乱れ

皮膚は約28日を周期で生まれ変わります。このように古い角質が自然に剥がれ落ち、新しい角質と入れ替わるのをターンオーバーといいます。
角質が成長すると古い角質と入れ替わるのですが、紫外線や乾燥、生活習慣の乱れが、このサイクルを早めることがあります。すると古い角質が十分に成熟していない角質と入れ替わることになるのです。この未熟な角質は乾燥しやすく、剥がれ落ちにくいいびつな形であるため次のターンオーバーの際にアカとして剥がれ落ちず毛穴に詰まってしまうのです。これが角栓の原因となります。
正常なターンオーバーを促すことができれば、角質は毛穴に詰まることなく排出されるようになるのです。

皮脂の分泌

皮脂は肌の水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥から肌を守ります。しかし、皮脂が過剰に分泌されると毛穴を広げ、剥がれ落ちなかった角質や汚れなどと混じりあって毛穴に詰まってしまいます。
皮脂は空気に触れると酸化し変色していきます。そのため、肌の表面で黒く目立ちやすくざらつくようになるのです。

落としそびれたメイクや汚れ

毎日のクレンジングや洗顔で落としそびれたメイクや汚れは、角栓の格好の材料となります。
毛穴に残ったメイクや汚れは、分泌される皮脂と混ざりあって取り除きにくい角栓となります。そのため、毎日のメイクや汚れをしっかり落とし切るのは角栓を作り出さないために大切です。メイクを落とさずに寝てしまうのは角栓、毛穴の開きにとってはタブーとなります。その日の汚れはその日のうちに落とし切るように心がけましょう。

意外と簡単!角栓の正しい取り方

取り除きにくいのにできやすい角栓は、角栓の特徴を利用した正しいケアを実践すれば簡単に取り除くことができます。どれも日常で簡単に取り入れることができる方法なので、ぜひ試してみてください。

ホットタオルで角栓をゆるませる

洗顔やクレンジングの前に、ホットタオルで顔全体を温めます。ホットタオルの蒸気がほどよく皮膚を温め毛穴を広げると同時に、角栓に含まれる皮脂を溶かして角栓そのものを取り除きやすくします。
ホットタオルの作り方も簡単です。フェイスタオルなど肌触りのよいタオルを絞りやすいように細長く丸めます。それを45~50度くらいの熱いお湯に浸して軽く絞ります。
このホットタオルを、クレンジング剤をなじませた顔にのせて両手で軽く押さえます。この状態で3分ほど置きましょう。その後、ぬるま湯でクレンジング剤で洗い流します。
洗顔の場合はホットタオルで顔を温めてから、いつも通りの洗顔をしてみましょう。
ホットタオルによるケアは、リラックス効果もあるので気持ちのいいものですが、週1~2回が目安です。毎日行うと、皮脂を取りすぎてかえって肌の乾燥を招いてしまいますので注意しましょう。

ラップパックで角栓を除去!

ベビーオイルやオリーブオイルなどのオイルは角栓となじみやすいので、オイルが角栓を毛穴の外に出やすくしてくれます。この特徴を活かして、角栓ができやすい鼻にラップパックをしてみましょう。
まず、オイルを鼻の周りにくるくるとやさしく塗りこみます。その上に食品用のラップを小さく切り、鼻の穴をふさがないよう鼻に覆ってパックします。その後、コットンやティッシュなどでオイルをやさしくふき取ります。この方法だと、ラップでオイルを皮膚にしっかり密着させ行き渡らせることができます。このケアは週に1~2回程度、試してみましょう。

押し出し禁止!角栓のNGケア

小鼻や頬の角栓が気になるからといって無理に取り除こうとすると、かえって毛穴を広げて目立つようになってしまう場合があります。
これからご紹介するやりがちなNGケアはしなように、正しいスキンケア法で角栓を除去していきましょう。

無理やり取り出さない

黒ずんで大きく目立った角栓を見つけると、つい指でぎゅっと押し出してしまう方もいるかもしれません。
にゅるっと角栓が取れると肌がきれいになった気がしてしまいますが、これはNG行為です。指で肌を痛めてしまうだけでなく、毛穴を広げてしまいます。さらに広がった毛穴に皮脂が詰まりやすくなるので、角栓ができやすい毛穴になってしまうのです。
角栓ができやすい毛穴を増やしてしまうことにもなるので、無理やり角栓を取り出さないようにしましょう。

皮脂を取りすぎる

角栓を作らない、もしくは角栓のもとになる皮脂を取り除こうと、洗いすぎていませんか。
洗顔の回数は朝と夜の1日2回が基本です。皮脂を取り除こうと洗顔の回数を増やしてしまうと肌に必要な皮脂まで落としてしまい、皮膚の乾燥につながります。
また、クレンジングや洗顔の際、ゴシゴシとこすってはいませんか。
摩擦は必要以上に肌を傷つけてしまいます。肌をこすらないよう、洗顔では弾力のある多めの泡で洗い、クレンジングではオイルやジェル、クリームなど適量を手に取り、やさしくメイクとなじませるようにしましょう。

角栓をケアして肌のトーンを明るく!

角栓があるとどうしても肌がくすんでしまい、清潔感や透明感とはほど遠い印象を与えがちです。
角栓は毎日の正しいケアでできにくくすることが可能です。その日の汚れをしっかりオフしながらスペシャルケアを取り入れることで、角栓のできにくい毛穴レスの肌を実現することができます。
毎日の積み重ねで肌のトーンもアップさせていきましょう。