ニキビ肌におすすめのスキンケアを紹介

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

ニキビ肌におすすめのスキンケアを紹介

思春期にできるニキビと違い、大人ニキビは毛穴が目立ち跡が残りやすいもの。繰り返すニキビで気分も沈みがちになりますね。
ニキビはちょっとしたことで悪化しやすいからこそ、普段のスキンケアとは違うニキビ肌のためのスキンケアをする必要があります。ニキビができてしまったら、刺激を与えず丁寧にケアするために心がけたいポイントがあります。
今回は、ニキビができる原因とニキビ肌におすすめのスキンケアをご紹介します。

どうしてニキビができるの?ニキビができる原因

ニキビ肌のスキンケアをご紹介する前にニキビがどうしてできるのか、その原因とニキビを悪化させるライフスタイルを知っておきましょう。ニキビ肌のスキンケアとともに、ニキビを繰り返さない習慣も心がければ、外側からだけでなく内側からもニキビのケアができるでしょう。

ニキビができる原因

若いころにはニキビに悩まされなかったのに、大人になってからニキビができたという方もいらっしゃるはずです。思春期にできるニキビは主に皮脂の過剰分泌が原因です。しかし、大人ニキビの場合は、皮脂の過剰分泌以外にも様々な原因が重なってお肌に現れます。
皮脂の過剰分泌はもちろん、乾燥によってお肌の水分量が減り、お肌のバリア機能が正常に働かない場合にもニキビができやすくなります。
お肌の水分量と皮脂のバランスが崩れているために新陳代謝が滞り、皮膚が再生しづらくなります。すると、皮脂や古い角質が毛穴に詰まってしまうのです。これらの毛穴の詰まりをエサとするお肌の常在菌、アクネ菌が増殖することで炎症を起こし、ニキビができてしまいます。

ニキビを悪化させない!ライフスタイルも見直そう

ニキビの改善には、スキンケアのほかにライフスタイルを見直すことも大切です。
ストレスや睡眠不足、食生活の乱れからホルモンバランスが乱れるとニキビが悪化してしまったり、繰り返したりします。お顔の皮脂を取り除いただけでは、ニキビは改善しません。できるだけストレスを溜めないように心がけ、ビタミンを豊富に含んだ栄養バランスのとれた食生活、質の高い睡眠をとることで内側からもニキビにアプローチすることができます。
ニキビが発症したのを機会に、普段の生活を見直してニキビを悪化させないライフスタイルを習慣化してしまいましょう。

ニキビ肌のスキンケアのポイントとは?

ニキビができてしまったら、いつも通りのスキンケアではなくニキビを意識したプラスアルファのケアが必要です。
大人のニキビは、皮脂を取り除くケアだけでは不十分です。ニキビがある肌は水分が失われやすい状態であるため、角質のケアと保湿がポイントとなります。ニキビを悪化させず、ニキビのできにくい健康的な肌にするためのスキンケアのポイントをご紹介します。

ニキビ肌のクレンジングのポイント

帰宅したら早めにクレンジング剤でメイクを落とします。
皮膚表面の汚れや皮脂、メイクをお肌に残さないことが大切です。また、クレンジングの際は必ずヘアバンドやカチューシャなどを使って、髪の毛をしっかり押さえます。
生え際やフェイスラインにすすぎ残しがあるとさらにニキビを作る原因となってしまうので注意しましょう。
ニキビ肌の場合は、お肌をこすらず刺激を与えないようにメイクを落としていきます。
オイルタイプのクレンジングであれば、洗浄力が高く、毛穴に詰まった皮脂や黒ずみまで落としてくれるでしょう。
乾燥の激しい場合は、うるおいを奪わないジェルタイプがおすすめです。ジェルタイプであれば弾力性があり、お肌の表面でクッションのような役割を果たしてくれるので、クレンジング時の摩擦を減らしつつ汚れを落としてくれます。
指の腹を使ってメイクとクレンジング剤をなじませたら、時間をかけずに早めにぬるま湯で洗い流します。必ずぬるま湯か水ですすぎましょう。熱いお湯ですすぐと、お肌を乾燥させてしまいますので、温度には気をつけます。また、髪の生え際やあご、えらなどにクレンジング剤が残らないようにすすぎます。

ニキビ肌の洗顔のポイント

ニキビ肌の洗顔では、毛穴の汚れをしっかり落とすだけでなく、お肌のうるおいや必要な油分を洗いすぎないことが大切です。そのためには、十分にきめ細かな泡でやさしく包み込むように洗うことがポイントです。
皮脂を落とそうと手でゴシゴシこすると洗いすぎによる乾燥を招いたり、ニキビをつぶしてしまったりすることもあります。ニキビの悪化やニキビ跡の原因につながりますので、刺激は最小限に留めましょう。
弾力のある泡でやさしく洗うことでニキビへの摩擦を減らしながら不要な汚れだけを洗い流すことができます。鼻やおでこなど皮脂が多いTゾーンを中心に洗います。
ぬるま湯で十分すすいだら、清潔で柔らかいタオルで押さえるように水気を取り除いていきます。ゴシゴシとタオルをこすりつけないようにしましょう。
朝の洗顔では、最初にぬるま湯で顔全体を軽く洗い流します。それから同じやり方で洗いましょう。

ニキビ肌の保湿のポイント

洗顔が終わったらすぐに保湿をします。化粧水でお肌に水分を与え、乳液やクリームでうるおいを浸透させ水分が蒸発しないようにします。
ニキビ肌だと、さっぱりとした化粧水でケアするだけで、べたつきが気になる乳液やクリームを使うのを避ける方もいます。しかし、化粧水だけではお肌に水分を補うことはできても、うるおいを維持することはできません。必ず乳液やクリームでお肌の表面に油分でフタをして、水分が蒸発しないようにします。お肌の乾燥によってニキビができてしまう場合もあるので、保湿はニキビの改善には欠かせません。
化粧水はコットンを使わず手でつけていきます。コットンを使用すると、ニキビに刺激を与えてしまうので、手でやさしくなじませるように塗布します。
まず、化粧水を手にとり、手のひらで温めてから、乾燥しやすく面積の広い両頬から塗布していきます。内側から外側に向かって手のひらで押さえるように塗り、お顔全体に広げましょう。最後に手のひら全体でお顔を包み込むように覆い、ハンドプレスします。
化粧水の後は、乳液またはクリームを塗布していきます。適量を手にとり、おでこ、頬、鼻、あごにおいてから、手で押さえるように広げます。ニキビを刺激したりつぶしたりしないよう、すり込むのではなくなじませるとよいでしょう。
このように、化粧水と乳液でやさしくケアすることで、お肌の水分量と油分のバランスをとることができます。丁寧な保湿ケアで、過剰な皮脂を抑えお肌本来の機能を働かせることができます。
ニキビの主な原因が乾燥である場合、ワセリンを最後に塗るとニキビ改善をサポートしてくれる可能性があります。
ワセリンはお肌の表面に強力な油膜を作ってくれるので、お肌の水分の蒸発を防ぎながら、ホコリなどの外的刺激からお肌を守ることができます。お肌の水分を保持することができるので、お肌の新陳代謝が促され正常な機能を取り戻すのをサポートしてくれるのです。しかし、ワセリン自体に抗炎症成分や殺菌成分はないので、ニキビを直接改善してくれるわけではありません。症状を見ながら適度に使うことが大切です。

ニキビ肌のUVケアのポイント

紫外線によるダメージはシミやそばがすだけでなく、ニキビを悪化させる原因にもなります。UVケアをすることがニキビ改善や予防にも効果があるので、朝のスキンケアでは必ず日焼け止めを塗るようにします。
適量を手に取ったら、おでこ、頬、鼻、あごにおき、内側から外側に向かってのばしていきます。このときも、すり込むのではなくなじませるよう均一にのばしていきましょう。ニキビをつぶさないよう刺激を与えないことが大切です。
汗をかくなどして日焼け止めが落ちてしまう場合は、塗りなおすようにします。状況に応じて適度に塗りなおすことで紫外線をしっかり防ぐことができます。塗りなおす際は、ティッシュなどで余分な皮脂や汗をおさえてから塗るようにしましょう。

ニキビ肌に適したスキンケアアイテムを選ぶ

ニキビ肌専用に開発されたスキンケアアイテムを選ぶと、ニキビ肌の改善に効果的です。また、ニキビの原因を作らせないためのポイントを踏まえたアイテムをチョイスすることで、ニキビになりにくい健康的な肌に変えることができます。
次にご紹介するポイントを押さえて、アイテムを選ぶようにしましょう。

ニキビ改善に特化した成分が配合されている

化粧品に含まれている成分の中には、ニキビの原因となるアクネ菌のエサとなるものもあります。そのため、ニキビのもとになりにくい、ニキビ肌専用の化粧品を選ぶようにしましょう。
ニキビができにくい処方であることをテストで確認されている化粧品には、「ノンコメドジェニックテスト済み」という表示がされます。この表示のあるアイテムは、ニキビができにくいのでニキビ肌にも安心して使うことができます。
また、ニキビの炎症を抑える抗炎症成分のほか、抗菌成分、殺菌成分が配合されているアイテムはニキビや肌荒れを防ぐことができるので、活用してみましょう。

お肌への刺激が少ない

ニキビ肌やニキビができやすい状態にある肌は、刺激に敏感で傷つきやすくなっています。そのため、刺激の強いアルコール成分やスクラブ入りのアイテムはニキビを悪化させたり、お肌のバリア機能をさらに低下させたりします。
ニキビができたら、普段以上に刺激の少ないアイテムを選び丁寧なケアを心がけましょう。

保湿力が高い

お肌が脂っぽいからといって、さっぱりとした使い心地のアイテムばかり選んだり化粧水だけでケアを終わらせたりしては、お肌のうるおいは逃げていくばかり。
お肌の水分が足りず、乾燥が進むとお肌のバリア機能は正常に働かず、抵抗力が落ちてしまいます。乾燥が進むとさらにお肌の油分と水分のバランスが崩れてニキビの悪化を招いてしまうため、ニキビのスキンケアには保湿が重要です。
しっかりお肌の水分を保持してくれるアイテムを選ぶようにしましょう。

普段より丁寧なスキンケアでニキビ肌をやさしくケア

ニキビ肌のスキンケアは、いつもよりも丁寧で刺激を与えないケアが大切です。短時間にさっさと済ませるのではなく、ニキビ肌をいたわるようにやさしく行いましょう。
ニキビができてしまったということは、お肌のバリア機能が低下し弱っているというサイン。精神的にも時間的にもゆとりを持ってニキビ肌に適したアイテムでお手入れしてあげましょう。