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レーザートーニングで効果が出るまでの施術回数と期間

レーザートーニングで効果が出るまでの施術回数と期間

弱いパワーでレーザーを当てることで、肌に余計な刺激を与えることなく、蓄積したメラニンの排出を促すことのできる「レーザートーニング」技術。
女性ホルモンが関係し、両ほほを中心に広く茶色に出てくる「肝斑(かんぱん)」や、顔の鼻から頬のまわりを中心に、細かい薄茶色の斑点が散らばるようにでてくる「雀卵斑(じゃくらんはん)」(通称そばかす)などに効果的なレーザー治療として注目されています。
肌にダメージを与えないように、かつ深くメラニン色素を排出させるために、何回か通院が必要ですが、実際どれくらいかかるのでしょうか。
今回は、レーザートーニングで効果がでるための施術回数や期間を中心に、説明していきます。

肝斑を短期間でレーザー治療するとどうなるの?

肝斑をもう少し医学的に説明すると、表皮という皮膚の表面の層の奥側、「表皮基底層」というところに、メラニンを産生する細胞である「メラノソーム」が異常集積しているのが原因です。そして、肝斑が他の皮膚疾患と違うところは、炎症に非常に敏感に反応する点です。
レーザー治療で短期間に肝斑をレーザー治療しようとすると、「ピンポイント」にシミができているところをなくすために、比較的高出力のエネルギーを肌に与えます。すると、肝斑の中の「メラノソーム」がそのエネルギーに敏感に反応して、さらにシミを濃くすることもあるのです。
シミをとるためにレーザー治療しているのに、逆にシミを濃くしてしまっては本末転倒です。ですから、今まで肝斑に炎症を起こさせるような従来のレーザー治療は「肝斑には使ってはいけない」とまでいわれていました。

当院でつかうレーザートーニング機器の特徴

当院でレーザートーニングに使用する機械は、Fotona社で扱っている「Fotona QX(フォトナ QX)」という機器です。Fotona社は50年以上続く、ヨーロッパ屈指のレーザーメーカーであり、世界60ヶ国以上2万5千台もの導入実績を誇り、世界中の医師に愛用され、高く評価されています。
そのなかでも「Fotona QX」は、QスイッチNd:YAGレーザーという、ナノセカンド単位の非常に短い時間で肌に照射することで、肌へのダメージを極力減らしているのが特徴です。
さらに、メラニン色素への吸収が非常に高く、浅いターゲットに対して効果的な「532nm」と、メラニン色素に穏やかに吸収され、深めのターゲットにも作用できる「1064nm」という2つの波長を搭載しています。
ですから、症状に応じて、2つのレーザーを使い分けながら治療することが可能になっています。

レーザートーニングで効果を出すためのスケジュール

先ほど言った通り、肝斑は、強いレーザーエネルギーに対して敏感に反応するので、マイルドに治療する必要があります。したがって、弱い出力で肝斑に炎症を起こさせないように、かつ効果を発揮させないといけないので、ある程度の時間が必要です。
具体的には、初回から5回目までは、7日~10日に1度のペースで治療を受けていただくことが、一番効果的といわれています。
少なくとも前回の効果が残っている2週間以内には、繰り返し治療を行っていく方がよいでしょう。もし、ご自身のライフスタイルでどうしても2週間以内に繰り返し来院できない場合は、あらかじめスタッフとご相談ください。
6回目以降は、肝斑の改善が見られた場合は、月に1回くらいのペースで治療していくのが一般的です。改善がみられているけど、まだシミが気になる方はもう少し早めの2週間に1回くらいのペースで施術をおこなっていくとよいでしょう。
いずれの場合も、個人差が大きいところですので、患者様のお肌の状態を確認しながら、スタッフが適切な治療間隔を決めていきますので、ご安心ください。

レーザートーニングで効果がでる期間はどれくらい?

最短で考えると、1週間に1度、5回くらいで改善が見込まれますので、1か月から2か月くらいで効果が認められてくると思います。
あとは、ご自身のライフスタイルや来院いただく期間になりますので、あらかじめスタッフと治療間隔をお肌の状態と合わせて決めていくとよいでしょう。

【まとめ】レーザートーニングで効果が出るまでの施術回数と期間

今回はレーザートーニングの施術期間やスケジュールを中心にご説明いたしました。
実際には、おひとりおひとりの肌の状態を見ながら、行っていきますので、一般的な治療期間として説明しております。施術前から当院スタッフが、お肌の状態をみながら、治療期間についても丁寧に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

更新日:
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