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レーザートーニング施術後の注意点と日常生活について解説

レーザートーニング施術後の注意点と日常生活について解説

肝斑やそばかすをはじめとした、さまざまな「シミ」に対して、なるべく肌に負担をかけないようにしながら、レーザー治療を行うことができるのが「レーザートーニング」です。
比較的深部のメラニン色素にも効果を発揮しやすい波長のレーザーを均一に照射し、回数を重ねていくことで、肝斑特有の「レーザートーニング後の色素沈着(かえって茶色味が強くなってしまうこと)」を防ぐのが一番の特徴になります。
しかし、肌に優しいといっても肌に直接エネルギーを当てていくので、心配なのは、レーザートーニングに伴う副作用ですよね。
「効果が高いものほど、副作用も多いのではないか」と考えがちですが、レーザートーニングでは、実際副作用は多いのでしょうか。
今回は、レーザートーニング直後の経過、肌トラブルを中心に、肌トラブルを防ぐにはどういった日常生活がポイントになるのかを詳しく解説していきます。

レーザートーニングの施術を受けた直後の経過

レーザートーニングは、回数を重ねる代わりに、肌にダメージを与えないようにして照射していくので、基本的に肌のほてり感や赤みが出ることが少ないとされています。
いわゆる肌を正常に戻す期間である「ダウンタイム」もほとんど必要ないといわれており、日常生活でも施術後当日から、メイクやシャワーもすることができます。

レーザートーニング施術を受けたあとに想定される肌トラブル

しかし、肌に優しいといっても、光のエネルギーを増幅して肌に当てているので肌にまったくダメージがないわけではありません。
まず、肌が乾燥気味になります。レーザートーニングにより、肌の保湿成分が蒸散するからです。そして、乾燥気味でバリアが薄くなったところに、毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖すると、いわゆる「ふきでもの」の原因になります。
他に、注意しないといけないのが、先ほどお話した「レーザートーニングに伴う色素沈着(シミ)」です。メカニズムは完全にわかっておりませんが、レーザートーニングによるシミ治療にも、やはり個人差があります。そこにレーザートーニングの刺激による炎症後色素沈着(炎症があると、一時的にシミが濃くなること)が加わって、シミが濃くなるのではとも言われています。

レーザートーニングの施術を受けた後の日常生活のポイント

レーザートーニングによる乾燥については、保湿をしっかりしていくことが大切です。保湿クリームを塗るときも肌にダメージを与えないようにするために、こすらないよう、肌に膜をはるように塗っていきましょう。
タイミングとしては、お風呂上りと朝に保湿することが多いですが、乾燥してきたなと感じたらこまめに保湿していきましょう。
紫外線にも注意が必要です。レーザートーニングでの刺激に加えて、さらに肌の保湿成分の蒸散につながります。出かける15分から30分前くらいから、低刺激性の日焼け止めクリームを使うか、日傘や帽子など光が当たらないように注意しましょう。汗で流れてしまうことがあったら、こまめに付け足すようにしましょう。

治療部位に毛がある場合、毛のメラニンにレーザーが吸収され、照射時の炎症の原因になり、「ふきでもの」の原因になってしまいますので、必要に応じて剃毛を行います。もちろん、剃毛自体も肌のダメージにつながりますので、レーザーの照射直前よりは、治療前日に済ませていただいた方が安全です。
肌のほてり感や赤みが強い場合は、放置してしまうと、レーザートーニング後の色素沈着につながりますので、早めにスタッフに相談しましょう。場合によっては、外用薬などで対処いたします。

【まとめ】レーザートーニング施術後の注意点と日常生活について解説

今回は、レーザートーニングで起こりうる肌トラブルと、回避するための日常生活のポイントについて、詳しく解説していきました。
「あれ?レーザートーニング受けたあと、肌トラブルが増えてきた」と疑問に思ったら、早めにスタッフに相談するようにしましょう。幸い、レーザートーニングは1回の治療では終わらず適宜調整することができやすいレーザー治療になります。心配なことは、気を遣わず当院スタッフに教えてください。

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

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