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化粧水を使った効果的なコットンパックのやり方

化粧水を使った効果的なコットンパックのやり方

パックをするとお肌がきれいになる!と頭でわかっていても、高くつくし、やるからにはしっかりやらなきゃ・・・など、パックをするのが億劫に感じている方もいるかもしれません。
しかし、専用のパックを用意しなくても手持ちの化粧水とコットンがあれば、すぐにコットンパックができます。さらにコットンパックを習慣にすると、お肌の理想的な状態により近づくことができ、肌がますます強くイキイキと変わっていきます。
では、コットンパックはお肌にどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。コットンパックのメリットと効果的なコットンパックのやり方を学んで、早速実践してみましょう。

どうしてコットンパックがお肌にいいの?

コットンパックをすることがなぜお肌にいいのか。その答えは理想的なお肌の状態から考えてみる必要があります。まず理想的な肌とはどういうものなのか、コットンパックをすることでお肌の状態はどのように変化するのかご紹介します。

まず知っておきたい!理想的なお肌の状態とは?

理想的なお肌はうるおいがあり、キメが整ったハリのある状態です。
理想的なお肌は、角層と呼ばれる皮膚の表面(表皮)を覆う膜の保湿機能とバリア機能が十分に働いている状態です。角層は厚さが約0.02ミリほどしかなく、非常に薄い膜です。しかしこの膜の2つの機能が働いていれば、お肌の水分は蒸発されることなく保たれ、ほこりや雑菌などの外的刺激が侵入しないようお肌が守られるのです。
お肌の理想的な水分量は角層に20~30%の水分が保たれている状態です。角層が水分で満たされうるおいがあればあるほどこのバリア機能と保湿機能がしっかり働き、お肌の状態がよくなるのです。水分はお肌にとって重要な機能を働かせるために重要なのです。

コットンパックがお肌にいい理由

では、コットンパックはなぜお肌にいいのでしょうか。
コットンパックは、水分を皮膚に浸透させうるおいを与えます。手で化粧水をつけるよりもはるかに角層にまでしっかり浸透させることができるのです。
ある研究から、手で化粧水をなじませるだけのケアよりも、コットンでパックしたほうが保湿効果が高いということがわかりました。また、かさつきやなめらかさ、はり、化粧ノリや持ちにおいても、より高い効果が実感できるという結果が出されたのです。

手でさっとつけるよりも、コットンを使ってじっくり時間をかけて染み込ませることができるので、お肌の内部を水分でほぐすことができ、美容液や乳液などの美容成分が行き渡りやすくなります。
こうしてコットンパックは水分を十分に届けることができるので、お肌の角層のバリア機能、保湿機能がしっかり働くベースを整えることができるのです。

効果的なコットンパックのやり方

コットンパックは化粧水とコットンさえ用意すればすぐにできます。しかも、そのやり方も実は簡単!一度しっかり覚えてしまえば、ドライヤーをしながら、歯を磨きながらでもできてしまいます。
コットンパックの効果的なやり方をマスターして、コットンパックを習慣にしてしまいましょう。それでは、そのやり方や気をつけたいコットンパックのNGな方法をご紹介します。

コットンパックのやり方

メイク前の朝にコットンパックをするとお化粧ののりもよくなり、化粧崩れがしずらくなります。また、夜行うと睡眠中の肌の再生能力をサポートしてくれます。翌朝のお肌がしっとりとみずみずしくなっているのを実感できるでしょう。

1.化粧水を手に取り両手で少し温めたら、顔全体につけていきます。

顔の中心から外側に向かってのばします。このとき、お肌をこすったり押したり刺激を与えないように気をつけましょう。あくまでお顔をつつみ込むように化粧水をなじませていきます。
コットンパックをする前に、化粧水でお肌を整えるとコットンパックの水分がより浸透しやすくなります。

2.コットンの裏まで浸るくらいに化粧水を染み込ませます。

コットンの四隅までしっかり湿っているのも確認しましょう。
1枚のコットンを半分に割いて2枚にし、それぞれをさらに半分に割いて、薄いコットンを4枚用意します。コットンは薄いほうがお肌にピタッと密着し、より化粧水をお肌に浸透させやすくなります。また、薄いほうがはがれにくくなるので、別のことをしながらでもパックできるでしょう。

3.乾燥しやすい両頬の上に1枚ずつのせます。

このとき、少しコットンをのばしながら貼ります。さらに1枚はおでこにのせます。残った1枚は分割して鼻とあごに貼ります。

4.この状態で3~5分ほどおきましょう。

コットンが乾いてきたら化粧水を追加してコットンを乾かさないように注意します。

5.コットンをはがしたら手でお顔全体をつつみ込むように優しく押さえ、ハンドプレスします。

乳液やクリーム、美容液などでいつも通りのスキンケアをして、コットンパックで与えた水分が逃げないようお肌にフタをします。

コットンパックのNGな方法

コットンパックでよく勘違いされるのが「できるだけ長くコットンパックをしたほうがお肌にいいのでは?」ということがあります。しかし、コットンパックは3~5分くらいに留めましょう。
コットンを長時間おくと、コットンに含ませた化粧水が蒸発して乾いていく過程でお肌の水分まで奪っていくのです。もし、パック中にコットンが乾いてきたと感じたら、すぐに化粧水を足しましょう。コットンがしっかりうるおった状態でパックすることがなによりも大切です。

コットンパックに向いてる化粧水&コットン

コットンパックをするにあたって、パックに合った化粧水、コットンを使用することでより効果を実感できます。また、パックに適したコットンのほうが使いやすくしっかりお肌をカバーしてくれるので、化粧水をよりお肌に浸透させやすくしてくれます。
それぞれ特徴があるので、コットンパックの前にぜひチェックしてみてください。

コットンパックに向いている化粧水の特徴

コットンパックには、さっぱりとしたテクスチャーの化粧水がおすすめです。とろみがある化粧水よりサラサラとしたべたつかない使用感の化粧水のほうが、コットンに染み込みやすくよりお肌に浸透するでしょう。
また、アルコールが配合されていない化粧水を選びます。アルコールが配合されていると水分が蒸発しやすいので、パックには向いていません。
コットンパックでは、コットンが乾かないように十分にうるおった状態に保つことが理想です。うるおいのある状態をキープするためにも、惜しみなく使える化粧水を選びましょう。
以上の点を踏まえて、お肌の状態やトラブルを予防してくれる化粧水を選びます。
ニキビなどのトラブルがある場合は消炎効果、殺菌効果の高いものを選びましょう。日焼けの後なら紫外線でダメージを受け乾燥しやすい状態にあるので、お肌をひきしめ保湿効果の高いものがおすすめです。しみ、そばかすなどが気になる場合は美白効果のある化粧水でパックすることで、美容成分を角層まで届けるように努めます。

コットンパックに向いているコットンの特徴

コットンは、大きめの大判タイプがおすすめです。大きめのものであれば、広範囲をカバーしやすく使い勝手がよいですね。小さいものを何枚も使うよりも大きめのコットンですきまなくしっかりカバーしましょう。
コットンパックではコットンを割いて使うため、割いても毛羽立たず、繊維の粗くないほうが使いやすいでしょう。また、お肌にコットンの細かい繊維が残ってしまうと、かぶれやかゆみなどのトラブルを招く恐れがあります。また、繊維が粗いとお肌に刺激を与え傷つけてしまいます。キメの細かい手触りのよいものを選びましょう。
敏感肌の方には100%綿で作られたコットンがおすすめです。お肌への負担が少なく、より柔らかいのでお肌を傷めず優しく使うことができます。

【まとめ】お肌のコンディションを整えてくれるコットンパック

コットンパックは、お肌本来の働きや機能を高めてくれるスペシャルケアです。化粧水によるうるおいをしっかりお肌に行き渡らせお肌の状態を整えることで、その後の美容成分の効果をさらに高くしてくれます。
ちょっとお肌が疲れている、かさついている、ごわついているなど、ちょっとでも違和感を感じたらコットンパックをするサイン。すぐにコットンパックでお肌をいたわってあげましょう。
コットンパックで早めに対処してあげれば、思わぬトラブルを未然に防ぐことにもつながります。コットンパックを習慣にして、すこやかでうるおいのあるお肌をキープしましょう。

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