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化粧水の種類と効果的な選び方

化粧水の種類と効果的な選び方

お肌にうるおいを与えてくれる化粧水。
化粧水には様々な種類があり、肌質やお肌の悩み、年齢などに合わせて選ぶことがとても大切です。自分に合わない化粧水を使い続けてしまうと、その効果が得られないばかりか、お肌にダメージを与えてしまうこともあります。自分のお肌の特徴と化粧水の種類を照らし合わせて選ぶことで、理想的なお肌に近づくことができます。
今回は化粧水の種類とその効果的な選び方をご紹介します。

どんな役割があるの?化粧水の種類

化粧水にはいくつかの種類があり、それぞれの役割も違います。

一般的な化粧水

一般的な化粧水は、柔軟化粧水、または保湿化粧水とよばれ、お肌の保湿やお肌の状態を整える働きがあり、そのあとの美容液や乳液といったスキンケアによる成分の浸透を促す効果があります。
お肌の表面である角質層に水分や保湿成分を染み込ませることでお肌を柔軟にし、バリア機能や保湿機能が十分に働くようにお肌の状態を整えてくれます。

収れん化粧水

収れん化粧水は、皮膚の表面の組織や血管を一時的に縮めることによってお肌を引き締める作用があります。お肌を引き締めることで、皮脂や汗の分泌を抑えることができるのです。
皮脂が過剰に出てテカリが気になる方や毛穴が開いて黒ずみやニキビに悩んでいる方におすすめの化粧水です。べたつかずさっぱりとしているため、毛穴が開きがちな夏の暑い時期にもぴったりな使用感です。
ただし、収れん化粧水にはアルコールが配合されているものが多い傾向にあります。アルコールが配合されていると水分が蒸発しやすく、お肌の水分まで奪ってしまい乾燥が進んでしまいます。そのため、お肌が乾燥しがちな方は控えましょう。
収れん化粧水は、皮脂やテカリが気になる部分のみに使うようにすると効果的です。

ふき取り化粧水

ふき取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落としきれないメイク残りや汚れを取り除く、または軽いメイクを落とすために使用される化粧水です。肌に付着している汚れや余分な皮脂、古い角質もふき取ることができます。
余分な角質などをしっかり取り除くことでお肌の新陳代謝を整えることができるため、お肌のごわつきやくすみが気になる方におすすめです。化粧直しの前に使うと、汚れや余分なメイクもふき取れるので最適です。
ふき取る回数が多すぎたりふき取りが強かったりすると、刺激が強すぎてお肌のバリア機能を損ねてしまう恐れがあります。ふき取る回数はその化粧水が定めた方法に従って、優しく丁寧に行うようにしましょう。

美白化粧水

美白化粧水は、美白に効果のある成分がお肌の角質層に浸透するよう配合された化粧水です。シミ、そばかす、くすみ、毛穴の黒ずみ、日焼けなど紫外線によるお肌のダメージを改善しお肌を守ってくれます。
紫外線をあびると、メラニンとよばれる紫外線の影響を抑える色素が活発に生成されます。シミやそばかすは、これらのメラニンがお肌の表面に現れたものです。
美白化粧水は、お肌に美白成分を行き渡らせることで、このメラニンの生成を抑えたり、色素が沈着することを防ぐ効果があるため、くすみのない透明感のあるお肌を目指せます。
美白化粧水として効果が期待できるのは、「薬用」または「医薬部外品」という表記があるものです。これは国の基準をクリアした、一定の効果や効能のある成分がきちんと配合された製品だけに認められた厚生労働省による表記です。国からお墨付きのある化粧水のほうが安心して使うことができますね。

ニキビ用化粧水

ニキビ用化粧水は、ニキビなどの吹き出物を防ぐ有効成分が配合された化粧水です。
ニキビは年齢、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣の乱れなどによって引き起こされます。これらの原因からお肌の新陳代謝が悪くなり、古い角質や過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることによって、お肌の表面に常駐しているアクネ菌が増殖し炎症を起こすことでニキビができるのです。
そのため、これらのアクネ菌を排除したり毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌を抑えなければなりません。そのため、殺菌作用や抗炎症作用に有効なグリチルレチン酸ステアリル、アラントイン、ギリコール酸、サリチル酸などの成分が配合されており、ニキビ用化粧水は他の化粧水よりも刺激が強いといえます。
化粧水に定められた使用方法を守って使うようにしましょう。

どんな化粧水を選べばいい?化粧水の効果的な選び方

化粧水を選ぶ際には、まず年齢、自分のお肌の状態や肌質、トラブルなどをチェックしたうえで選ぶことが大切です。
自分の今のお肌に合った化粧水でなければ、効果も半減してしまいます。まず自分のお肌はどういう状態にあるのか確認することが、最適な化粧水を選ぶポイントになります。
これから紹介するポイントと自分のお肌を照らし合わせて化粧水を選ぶようにしましょう。

肌質から選ぶ

人それぞれ肌質は異なります。まずは自分の肌質がどのタイプに当てはまるのか確認してみましょう。それぞれの肌質に合った化粧水を参考にしてみると、より効果の出やすい化粧水を選ぶことができます。

普通肌

あまりお肌のトラブルが少なく、お肌の水分量と皮脂のバランスがよいのが普通肌です。
お肌の状態がよいので、きめが細かくしっとりとした柔らかいお肌です。普通肌の場合は、香りやテクスチャーなど好きな化粧水を選んでも問題ないといえます。ただし、トラブルがないからとスキンケアを簡単に済ませるのではなく、うるおいを与えて丁寧にケアするよう心がけましょう。

脂性肌

皮脂の分泌が多く、ニキビや毛穴の開き、黒ずみなどのトラブルが起こりやすい場合、脂性肌である可能性が高いでしょう。
余分な皮脂をふき取り、抑えることができる化粧水でお肌を引き締めることが大切です。また、ニキビができやすいためニキビ用化粧水でケアしてみましょう。
皮脂が多いためテカリが気になってしまい、さっぱりとした使い心地の化粧水を選んでしまいがちではないでしょうか。しかし、脂性肌こそお肌の水分量が足りておらずお肌が乾燥して、皮脂が過剰に分泌されている可能性もあるのです。そのため、しっかり保湿ができる化粧水も併用しましょう。

乾燥肌

お肌の水分量が少なく皮脂の分泌量も低下しているため、うるおいや弾力性がなくカサカサしているのが乾燥肌です。
乾燥肌は水分量が少ないため、お肌本来のバリア機能や保湿機能が十分に働かないため、外部刺激や紫外線などによって傷つきやすい状態です。まずは、お肌にうるおいを与える必要があるため、保湿効果の高いセラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなどを含む化粧水が効果的です。
アルコールが配合された化粧水だと水分が蒸発しやすくより乾燥してしまうので避けたほうがいいでしょう。バリア機能が低いので、添加物が多く配合されたものや刺激の強い化粧水は避け、刺激の少ない優しいシンプルなケアを心がけましょう。

敏感肌

敏感肌は乾燥肌よりもさらにお肌のバリア機能が低下しており、ちょっとした刺激で肌がかゆくなったり赤みが出たりとトラブルを起こしがちです。
乾燥肌と同様、お肌の水分量が低くバリア機能が低下しているため、保湿効果が高く刺激の少ない化粧水を選ぶようにしましょう。特に、お肌の刺激となるアルコールや香料、界面活性剤などの添加物、美白成分などが配合されていない低刺激で無添加の化粧水がおすすめです。
アミノ酸は人間の身体に近い成分でできているので刺激が少なく、しっかり保湿してくれます。化粧水を購入する際はお肌に合っているのか確認するために、事前にパッチテストをしてから選ぶようにしましょう。

混合肌

日本人にいちばん多いといわれているのが混合肌です。
混合肌はおでこや鼻などのTゾーンの皮脂分泌が過剰であるためテカリが気になる反面、Uゾーンの頬などは乾燥しやすく、脂性肌と乾燥肌が混在しています。
皮脂が多く分泌されるのは、お肌の水分が不足していることも一因なので、皮脂を取り除くケアだけでなく保湿を十分にするよう心掛けましょう。テカリの気になる部分と乾燥が気になる部分で化粧水を使い分けるのもおすすめです。

年代から選ぶ

年齢とともにお肌は変化していきます。
年齢によってお肌が抱えるトラブルも変わっていくため、ずっと同じ化粧水を使い続けるよりはその年代に合わせて化粧水も変えたほうがよいでしょう。そこで、年代ごとに適した化粧水の特徴をご紹介します。

10代におすすめの化粧水

10代では、お肌の新陳代謝が高く皮脂の分泌も多くなり脂性肌になりがちです。そのためお肌のトラブルとして挙がるのがニキビです。
ニキビの改善には、アクネ菌を活発化させないよう、皮脂の分泌を抑え毛穴が詰まるのを防ぐ必要があります。薬用のニキビ用化粧水や収れん化粧水でニキビの気になる部分をケアしましょう。保湿効果の高い一般的な化粧水でうるおいを補うことも忘れずに。

20代におすすめの化粧水

20代は環境の変化からストレスを感じることが多くなり、皮脂分泌が過剰になったり乾燥しがちになったりとお肌の状態が変化しやすくなります。
今までお肌のトラブルがなかった方でも、毛穴の開きやシミ、そばかすなど徐々に現れてくる時期なので、早めのケアが大切です。ふき取り化粧水で余分な皮脂や汚れを取り除いてから、保湿効果のある化粧水でうるおいを浸透させてあげるようにしましょう。

30代におすすめの化粧水

30代では、キメの乱れやお肌のくすみなど20代では感じなかったトラブルが出てくる時期でもあります。
水分が失われやすく乾燥しやすくなるため、アミノ酸やヒアルロン酸、セラミドなど保湿力を高めてくれる成分が配合された化粧水を選ぶようにしましょう。

40代におすすめの化粧水

40代では、今まで蓄積してきた紫外線によるダメージがシミやソバカス、くすみとして現れやすくなります。
そのため、美白化粧水のようなメラニンの生成を抑えてくれる化粧水や、お肌の新陳代謝を良くしてくれる有効成分が配合された化粧水などを活用してみましょう。

50代におすすめの化粧水

50代は女性ホルモンが減少する年代なので、コラーゲンが少なくなっていきます。お肌の弾力やハリが失われ、お肌の血流量も減っていくため、お肌のたるみやほうれい線、くすみなどが気になり、アンチエイジングに力を入れたくなるでしょう。
お肌の弾力やハリを取り戻し、お肌の血流を促進して、くすみを取り除いてくれるような、エイジングケア用の化粧水を選ぶようにしましょう。

お肌に合ってる?パッチテストのやり方

化粧水が自分の肌に合っているかどうかは、パッチテストをすることでチェックすることができます。
店頭にテスターがある場合、片方の二の腕の内側などのお肌の薄く柔らかい部分に塗り、しばらくおきます。もう片方のなにも塗っていない部位と比較して、かゆみや赤みなどのアレルギー反応がなければ問題ないでしょう。
サンプルの化粧水がある場合もすぐに顔に塗布するのではなく、まずはじめに皮膚の薄く柔らかい部位に塗ることでお肌の反応を確認しましょう。サンプルがあればアレルギー反応をしっかり確認できるので、化粧水を購入する前にチェックすることをおすすめします。

【まとめ】自分のお肌を知ることが化粧水を選ぶポイント!

化粧水は年齢、悩み、目的に合わせて様々な種類から選ぶことができます。
数ある化粧水から自分に最適な化粧水を選ぶには、まず自分のお肌を知ることが大切です。日頃から自分の肌をしっかり観察して、よりすこやかなお肌を維持できるよう化粧水をチョイスするようにしましょう。

更新日:
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