金属アレルギーでもアートメイクはできる?色素の安全性も解説

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

金属アレルギーでもアートメイクはできる?色素の安全性も解説

アートメイクは、自然な肌の色に近づけるために、皮膚の表面に針を入れて色素をいれていきます。
そのなかで、
「金属ダメだけど、アートメイクにアレルギー反応を起こしたらどうしよう・・・」
「花粉症でも、アートメイクにもアレルギー反応がでるのかな・・・」
「もともとアトピー体質だけど、アートメイクができるのかな・・・」
と心配になる方もいらっしゃると思います。
今回は、そういった方々の不安を解消するために、アートメイクが金属アレルギーに方に行うことができるのか、色素自体の安全性はどうなのかを中心に解説していきます。

アートメイクの施術で使用する色素について

アートメイクを行う際の色素は、米国厚生省FDA認可の植物性由来の成分になっています。
FDAの審査は非常に厳しく、十分人体に使用する安全性が高いものになっていますので、安心して施術を受けることができます。
アートメイクの染料に現時点での技術では金属がまったく入らないのは難しく、わずかながら金属が含まれています。
しかし、厳しい審査をクリアしたFDA認可の色素の場合は、その量は極ごく微量であるため、アレルギー反応を起こす可能性は少ないといわれています。

金属アレルギーの方がアートメイクをする場合

アートメイクの色素には、ごく微量ですが金属が含まれています。
ですので、金属アレルギーの方は注意が必要です。
具体的には、あらかじめ皮膚科に相談して、金属アレルギー検査として「パッチテスト」を受けていただくことがおおいです。もちろんアートメイク施術を行なっているクリニックでもパッチテストは受けられます。
パッチテストとは、正常な肌で目立ちにくい背中や二の腕の内側にかぶれの原因になるような金属や色素を塗って、実際にかぶれてくるかをみるテストのこと。
その試験で48時間観察して、かぶれてこなければ、アートメイクの色素にも反応しないとわかるわけです。
一度、金属アレルギーだからできないと思いこむ前にパッチテストを受けていただくことをおすすめいたします。

他のアレルギー体質の方が、アートメイクをする時の注意点

花粉症の場合

スギやヒノキなど、花粉症をお持ちの方が、アートメイクにかぶれやすいというわけではありません。しかし、花粉症をお持ちの場合、アイラインのアートメイクには注意が必要です。
花粉の時期になると、どうしても目がかゆくなってこすってしまいがちになりますが、アイラインのアートメイクを行った場合、目元を1週間はこすらないようにする必要があります。アートメイク施術後の肌トラブルを防ぐためです。
ですので、アイラインのアートメイクの場合は花粉の時期には行わず、花粉の時期が過ぎてからの施術をお勧めしております。
リップやヘアラインなど、他の部位に関しては、基本的にいつでも施術することが可能です。

薬物アレルギーの場合

薬物アレルギーで気を付けていただきたい点としては、麻酔クリームと消毒薬についてです。
特に肌が繊細な場所であるリップやアイラインは麻酔クリームをあらかじめ塗布してから施術をすることが多いです。また、針を入れる時に感染を防ぐため消毒薬を使用します。
ですので、麻酔や消毒薬でアレルギーを起こしたことがある方は、あらかじめ担当医にお伝えいただいた方がよいでしょう。
眉など比較的刺激が少ない場所などは、麻酔薬なしでも「眉毛を抜かれたような痛み」くらいですので、刺激感があまりなく施術を行うことができます。麻酔薬にアレルギーがある方は、麻酔なしの施術も含めて、専門スタッフに相談するとよいでしょう。

アトピー体質の場合

アトピー体質、すなわちいわゆるちょっとした刺激に肌が敏感になりやすい方もいらっしゃいますよね。少しの日光や外出でもすぐにお肌が荒れやすい方もいると思います。
実は、肌の状態にもよりますが、毎日の美容液やファンデーションの刺激でかぶれてしまっている可能性も少なくありません。その場合、1回の刺激で肌の色を整えるアートメイクのほうがあっているかもしれません。
もちろん、お肌の状態は一人ひとり違いますし、かぶれやすさも違いますので、アトピー性皮膚炎で定期的にクリニックに通院されている方は、一度主治医の先生にも相談していただくとよいでしょう。

【まとめ】金属アレルギーでもアートメイクはできる?色素の安全性も解説

今回は、アートメイクに対するアレルギー反応を中心におはなししてきました。
まとめますと、色素自体は、米国厚生省FDA認可の植物性由来の成分のものであり、金属の成分も非常に低い安全性の高いものです。
それでも、金属アレルギーの方は、染料や染料を入れる針に、ごく微量ながら金属が含まれているので、注意が必要です。場合によっては、パッチテストをうけていただき、実際の染料に反応するかなど事前に確かめてから施術をうけていただきます。
花粉症の方は、アイラインのアートメイクは目をこすって炎症をひきおこしてしまう可能性があるので、注意が必要です。花粉症の花粉のアレルギーと、アートメイクの金属との関連性は薄いと考えてよいと思います。
薬物アレルギーの方は、施術前に麻酔クリームや消毒薬を使用するため、麻酔・消毒薬でアレルギーが出てしまう方は、あらかじめ担当医に伝えるようにしましょう。
ほか、アトピー体質の方は、むしろ何回もかぶれる可能性のあるファンデーションやお化粧で肌の色をつくるよりも、1回の施術で、自分の体質にあった染料で肌の色をつくるアートメイクのほうが適しているともいえます。しかし、肌の状態は個人差が大きいので、アトピーを診てもらっている主治医に相談してみてください。
一度担当の施術者にぜひ、アレルギー体質についても相談してみてください。
当院の専門のスタッフが、丁寧に対応させていただきます。