フェイスパックは、手軽にできるスキンケアとして人気があります。最近は低価格の商品も数多く販売されているため、フェイスパックをデイリーケアに取り入れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、フェイスパックを使う際には、肌トラブルに注意しなければなりません。
そこで今回は、毎日のケアにおすすめなパックのタイプのほか、効果を高める使用方法、さらに、やってしまいがちなNGケアについて解説します。
目次
フェイスパックの使用頻度は製品の特性に合わせて!
フェイスパックは、メーカー推奨の使用頻度を超えて使わないようにしましょう。毎日のスキンケアに取り入れたい場合は、使用目的やパックの種類にも配慮しましょう。
毎日使っても良いフェイスパック
デイリーケアの一環としてフェイスパックを取り入れるならば、化粧水が含まれているシートタイプのフェイスパックを洗顔後に使うのがおすすめです。
継続使用を目指すならば、成分だけではなくコストパフォーマンスにも注意しましょう。
スペシャルケアとして利用したいフェイスパック
はがすタイプやふき取るタイプのフェイスパックは、肌に大きな負担がかかるため、毎日使用するのはNGです。また、パックの種類にかかわらず、角質除去を目的とするものは毎日使わないようにしてください。
肌に良いとされる有効成分が多めに含まれているものも、使い過ぎると肌トラブルの原因になります。毛穴づまりやべたつきを防ぐため、スペシャルケアとして利用しましょう。
フェイスパックの効果を高める使用法
フェイスパックは、ちょっとしたひと手間で効果を高めることができます。今日からは、以下のような点に注意してフェイスパックをしてみてください。
フェイスパックは洗顔後のキレイな肌に使用
フェイスパックは、洗顔したてのキレイな肌に使用しましょう。使用するタイミングは、毛穴が開いている入浴後がおすすめです。
シートタイプは、空気が入ると浮いてしまいます。シートが浮く場合は、中心から外に向かってやさしく貼り付けるようにしましょう。ブースターを塗ってから使うと、有効成分が肌に浸透しやすくなります。
パック中に目元や口元の乾燥が気になる場合は、クリームを追加で塗ってください。ただし、粘膜にふれないように注意しましょう。
使用目安時間を守る
フェイスパックは、必ず使用目安時間を守って使ってください。シートタイプは、長時間顔にのせていると乾燥をまねく場合があります。そのほかのタイプでも、長時間使用すると肌の赤みや炎症を起こす可能性が否定できません。
肌が吸収できる有効成分の量には限界があるため、長時間使用しても効果が高まることはありません。その点をしっかり理解しておきましょう。
パック後のケアも忘れずに
パック後は乳液やクリームで油分を補い、うるおいをしっかり閉じ込めましょう。パックのみでケアが完了するタイプであっても、ハンドプレスで有効成分をなじませれば、より高い効果が期待できます。
フェイスパックで気をつけたいNGケア
次は、フェイスパックをする際にうっかりやってしまいがちなNGケアを紹介します。思い当たる点がある場合は、すぐにやめるようにしましょう。
一日に何回もパックをする→肌トラブルの原因に!
肌に良いからといって、一日に何度もパックをするのは肌トラブルのもとです。
頻繁にパックすると、肌の乾燥をまねくことがあります。また、余分な水分や油分は、テカリやべたつきの原因になります。パックは、一日一回までにとどめるようにします。
入浴中にフェイスパックをする→汗と一緒に有効成分が流れてしまう!
時短をねらって、入浴中にフェイスパックをするのはNGです。
たしかに、入浴すると毛穴が開くため、パックの効果が高まるように感じます。しかし、汗と一緒に有効成分が流れてしまうため、せっかくの努力が無駄になってしまいます。
有効成分をしっかり浸透させたいならば、入浴後にフェイスパックをしましょう。スチーマーで肌を温めてからパックするのも、おすすめです。
肌荒れしているからパックする→肌荒れに必要なのはパックではなく治療!
「肌荒れをしているからパックをする」という方もいますが、フェイスパックは肌が健康な状態のときに使用することを前提としています。
肌荒れしているときに必要なのは、スキンケアではなく治療です。荒れた肌にフェイスパックをすると症状が悪化する可能性があるため、症状が落ち着くまでは様子をみるか、症状が悪化するようであれば、早めに医療機関を受診することも検討しましょう。
使用期限を守らない→開封したら早めに使い切って!
フェイスパックに限らず、コスメは必ず使用期限を守ってください。使用期限を過ぎたものは、十分な効果が得られないだけではなく、肌トラブルを起こすことがあります。
ただし、コスメの使用期限は未開封時のものです。開封すると酸化がすすんで徐々に劣化するため、目安として半年以内には使い切るようにしましょう。たとえ保存状態が良く未開封であっても、使用期限は3年が限界のものがほとんどです。
【まとめ】フェイスパックを毎日するのはあり?正しい頻度と効果的な使用法
フェイスパックは、デイリーユースからスペシャルケアまで幅広く利用できる優秀なコスメです。フェイスパックにはさまざまな種類があるため、目的や使用頻度に応じたパックを選ぶようにしましょう。
効果を高めるためには、使用方法をよく読むことも大切です。使用目安時間や頻度、使用期限をきちんと守り、毎日のスキンケアにフェイスパックを上手に取り入れましょう。
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