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アートメイク施術後の化粧はいつからできるの?

アートメイク施術後の化粧はいつからできるの?

アートメイクは、針を使用して皮膚に色素を入れることでメイクしているかのように見せる美容医療施術です。
肌に針を刺す施術と言うこともあり、「施術部位にメイクをして大丈夫?」と疑問に思っている方も多いかもしれません。
実はアートメイクは、いったん色素が定着すれば長期間美しい状態を保つことができますが、施術直後は色素が定着しておらず、また肌が非常にデリケートな状態になっているため、施術部位にメイクをすることは避けなければなりません。
では、アートメイクの施術後はいつからメイクができるようになるのでしょうか。

この記事では、アートメイク後のメイク禁止期間について解説します。
この記事を読むことで、アートメイクを施術した後にどのくらいの期間メイクを控えた方がよいのかを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな事がわかる

  • なぜアートメイク施術後にメイクを避けなければいけないのか?
  • 施術箇所別のメイクを避ける期間はどのくらいか?
  • アートメイク後にメイクをしなくても見た目に違和感はないか?

アートメイク後にメイクを避けなければならない理由

アートメイクの施術後にメイクを避けなければならない理由は、大きく分けて2つあります。

施術部位の感染症予防

アートメイクは、針などを使って皮膚に色素を入れる施術です。施術時は麻酔を使うため痛みをあまり感じませんが、施術部位は細かなすり傷がたくさんできているような状態になります。
そのため、傷がふさがる前にメイクをすると、化粧品に含まれる成分でかゆみや赤みなどが生じる可能性があります。また、パフやブラシに付着している雑菌が傷口から入り込み、感染症を起こす危険性もあります。さらに、メイク時に施術部位にふれることで傷が刺激され、炎症が長引く可能性も否定できません。
このように、アートメイク後の肌は非常にデリケートな状態になっているので、施術から数日間はメイクを避けなければなりません。

アートメイクの色落ち防止

アートメイク後にメイクを避けなければならないもう一つの理由は、肌に注入した色素の変色や色落ちを防ぐことにあります。
アートメイクに用いる色素は、化粧品と反応して変色することがあります。特に、唇のアートメイクは変色すると目立つので、注意が必要です。
また、メイクを落とすクレンジングや洗顔で、アートメイクの色素が洗い流されてしまう可能性があります。したがって、傷がふさがり色素が肌にしっかり定着するまでは、メイクを避けなければなりません。
もっとも、施術部分以外のメイクは普段どおり行うことができます。ただし、メイクを落とすときは、クレンジングや洗顔料がアートメイクを施した部分につかないように注意を払う必要があります。

アートメイク後、どれくらいたったらメイクをしていいの?

アートメイク後にメイクできるようになるまでの期間は、部位ごとに多少異なります。
ここでは、眉・アイライン・リップの各部位についてメイクが可能となる日数の目安を紹介しますが、施術部位の傷の状態は一人一人異なります。
したがって、メイクを開始する際には、施術部位の肌の状態を必ず確認してください。万が一、メイクをすることに不安を感じる場合は、施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。

眉のアートメイクをした場合

眉にアートメイクをした場合は、1週間ほど眉部分のメイクを避けましょう。
施術部分は、細かな傷がたくさんできている状態になっています。しばらくすると薄いかさぶたができてきますが、かさぶたの上からメイクをすることはおすすめできません。また、かさぶたを無理やりはがすと、傷の治りがおそくなったり、色素が抜けやすくなったりします。
かさぶたは1週間程度で自然にはがれるので、きれいになったらメイクを開始しましょう。

アイラインのアートメイクをした場合

アイラインのアートメイクをした場合も、かさぶたが自然にはがれるまでの約1週間はメイクを避けなければなりません。ちなみに、アイラインにできるかさぶたは薄い皮状のものなので、メイクをしなくてもほとんど目立ちません。
コンタクトレンズの装着は、翌日以降であれば問題ありません。ただし、施術部位の腫れや痛みが気になる場合は、無理に使用しないようにしましょう。また、クリニックから眼軟膏が処方されている場合は、コンタクトレンズを外してから塗るようにしてください。
まつ毛のエクステ(マツエク)は、施術後1~4週間後から利用できます。つけまつ毛やまつ毛パーマも、アイラインの状態が落ち着くまではしないようにしましょう。

リップのアートメイクをした場合

リップのアートメイクをした場合は、施術が完了するまでメイクを避けるのが無難です。アートメイクの色素が化粧品の成分と混ざることで、変色するリスクがあるからです。特に唇は、眉などに比べて色の変化が目立ちやすいので、注意が必要です。
アートメイク後はかさぶたの影響で唇が乾燥しやすくなるので、ワセリンを塗ることをおすすめします。ワセリンは唇の乾燥を防ぐだけではなく、傷を保護する目的もあります。
なお、リップのアートメイクを入れた後に、口唇ヘルペスを発症することがあります。口唇ヘルペスは抵抗力が落ちているときにあらわれることが多いので、既往歴のある方は体調管理にも配慮しましょう。

アートメイク後は化粧をしなくても意外に大丈夫

アートメイクの技術は日々進歩しています。実際、最近のアートメイクは仕上がりがとても美しく、ノーメイクでも違和感がありません。
また、ほかの部分に比べて腫れが目立ちやすく、施術完了までメイクができない唇については、マスクで隠せば人目を避けることができます。
とはいえ、施術後に生じる腫れの程度や施術部位の一時的な色の変化などは、個人差が大きいものです。また、メイクができるようになる期間も各人によって多少なりとも異なります。大切なイベントの予定がある場合は、メイクができるようになる時期についても配慮し、スケジュールを調整しましょう。

【まとめ】アートメイク施術後の化粧はいつからできるの?

アートメイク施術後のメイクについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • アートメイク直後の肌はデリケートな状態にあるため、感染や色落ちを予防するためにメイクを控える
  • 眉のアートメイクの場合、施術から1週間くらい経過し、かさぶたが取れてからメイクを再開する
  • アイラインのアートメイクの場合、かさぶたが自然とはがれるまで約1週間待ってから再開する
  • リップのアートメイクの場合、化粧品とアートメイクの色素が混ざらないよう、施術が完了してから再開する
  • 最近のアートメイクは仕上がりが美しく、メイクをしなくても違和感が出にくい

アートメイクを入れた直後は、肌トラブルや色落ちを防ぐためにメイクができない期間が発生します。個人差はありますが、アートメイク後は眉・アイラインであれば1週間程度、リップであれば施術完了までメイクを避けるのが無難です。
アートメイクの施術を検討する際には、施術後のはれや痛みだけではなく、メイクができない期間のことも考えて施術日を決めるようにしましょう。また、結婚式やパーティーなどメイクをする予定がある場合は、事前にクリニックに相談して、スケジュールを調整しましょう。

トイトイトイクリニックでは、一人ひとりの顔貌や肌の状態やご希望に合ったアートメイクをご提案しています。スケジュールについてもお気軽にご相談ください。

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

更新日:
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