エレクトロポレーションの効果的な施術頻度はどのくらい?

エレクトロポレーションの効果的な施術頻度はどのくらい?

最近、普段の化粧水を使っていても潤いが足らない気がする方、肌の奥まで美容成分を届かせたい方におすすめなのが、「エレクトロポレーション」と呼ばれる医療技術です。
エレクトロポレーションとは、電気穿孔理論と呼ばれているものです。
もともとは、遺伝子組織や抗がん剤などを効率的に組織に浸透させるためにハーバード大学をはじめとした、アメリカの各研究所が臨床試験をかさねて確立した医療技術です。
特殊な電流を用いて、皮膚のバリア機能に隙間を開けることで、表面からはなかなか浸透しない分子量の大きい成分を肌の奥へ浸透させることができます。
また、肌のうるおいを改善したり、毛穴の開きをなくしたりと、浸透させる美容成分を変えることで、さまざまな効果を肌に与えることができるのも特徴です。
しかも、エレクトロポレーションの素晴らしいところは、肌に隙間をあけるのに針を使用しないこと。そのため、痛みやダウンタイムなどはありません。
刺激も少ないので、目の周りや唇など、皮膚の薄い部分でも施術が可能になっています。
このように、非常に効果的で安全性の高い医療技術ですが、値段がそれなりにするというデメリットがあります。クリニックによって多少値段が異なりますが、1回の施術で1万円から2万円くらいします。
出来れば回数を少なく、効果的にエレクトロポレーションを活用していきたいですよね。
今回、そんなエレクトロポレーションの効率的な施術頻度や活用方法について解説していきます。

エレクトロポレーションを導入すると肌はどうなるか

エレクトロポレーションの効果的な使い方を知るには、肌の解剖についてもう少し深く知る必要があります。
まず、「肌」といっても、実はたくさんの層にわかれています。よく肌の説明をするのに、縦切りの解剖図がでてきますよね?
外側からみると、「表皮」「真皮」「皮下脂肪」「筋肉」の順番になります。
さらに「表皮」は、外側から順番に、「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」にわかれています。
これらの「表皮」は主に何をしているかというと、身体をいろいろな刺激から守っています。
具体的には①内側からの水分を防ぎ、②紫外線や細菌・ウイルスから身体を守り、③体温を一定に保つように調節しているのです。
通常、化粧品を塗った時にどこまで浸透するかというと、このうちの一番外側の「角質層」までになります。角質層は外側でありながら、基底層で作られた細胞が真で折り重なった層になるので、いずれどこかで剥がれ落ちてしまいます。
したがって、化粧品を塗るだけでは「奥」まで浸透せず、いずれ捨てられてしまう外側を保護しているだけになります。
そこで、エレクトロポレーションの出番です。エレクトロポレーションでは、皮膚にもともとある毛穴や汗腺といった孔の内壁細胞に作用します。
電気の力を利用し、美容成分を奥まで浸透させる経路を作るのです。そうすれば、通常では浸透しない親水性の分子やコラーゲンやヒアルロン酸なども「角質層」を超えて、「顆粒層」から「基底層」まで超えて、「真皮層」まで届かせることまでできます。
もちろんターンオーバーといって、肌が新しい肌に生まれ変わる周期があるので、「奥」まで美容成分を届かせたとしても、定期的なメンテナンスが必要です。
では、それを踏まえて、効果的な使い方を説明いたしましょう。

エレクトロポレーションの効果的な施術頻度は?

肌のこうした原理を理解できれば、エレクトロポレーションの効果的な施術頻度はおのずとわかってくると思います。
そう、「ターンオーバー」にあわせればよいですよね。
完全に肌がターンオーバーによって変わるちょうど前に行うのが一番効果的です。
意外と知られていないのが、ターンオーバーの周期。実は年齢によって異なります。10代では20日くらいですが、20代で28日、30代で40日、40代で55日と徐々に伸びていきます。
もちろん「エレクトロポレーション」といっても、クリニックで行うのと家庭用のものでは「奥」の浸透率も全く異なるので、家庭用の出力の弱いものだと、この半分くらいを目安に考えてください。
一般的には、「奥」への美容成分の浸透率などを考えると、数週間から1か月くらいの早めにメンテナンスしていただくとよいでしょう。

エレクトロポレーションをさらに効果を高める使い方は?

エレクトロポレーションで、美容成分をせっかく「奥」まで届かせて、よりきれいな肌になったとしても、その後のケアをしていないと十分効果を発揮することができません。
ターンオーバーの促進されるのは、夜の10時から午前2時くらいといわれています。この「ゴールデンタイム」に就寝するのがベストです。
もちろん、寝るだけ「美肌」が作られるなら苦労しないですよね。「ゴールデンタイム」までに、お肌の汚れをよく落としていただき、保湿ケアすることも大切です。
肌の代謝がスムーズに行われるようにすると、さらにエレクトロポレーションの効果を活用することができるでしょう。

【まとめ】エレクトロポレーションの効果的な施術頻度はどのくらい?

今回は、エレクトロポレーションの効果的な施術頻度について解説いたしました。
頻度を適切に守って継続していかないと、せっかくの効果が薄れてしまったり、逆にオーバートリートメントになり肌荒れがおこったりと、肌トラブルの元になってしまいます。
しかし、エレクトロポレーションは適切に使えば、より一層みずみずしい肌が期待できる医療技術です。また、毛穴の引き締めなどにも効果的ですので、ぜひ活用してみてください。
お肌の状態は個人個人で異なる部分もあるので、スタッフや担当医師にも相談してみるとよいでしょう。

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。