あなたの毛穴はどのタイプ?目立つ原因とタイプ別おすすめスキンケア

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。

あなたの毛穴はどのタイプ?目立つ原因とタイプ別おすすめスキンケア

ざらつきや黒ずみなど、毛穴トラブルは美しい肌の大敵です。しかし、毛穴トラブルにはさまざまな種類があり、それぞれに適したケア方法があることをご存じでしょうか。
今回は、毛穴トラブルを大きく4種類に分け、毛穴が目立つ原因とおすすめのスキンケアをご紹介します。やってはいけないNGスキンケアにもふれますので、ケアをしているのに毛穴トラブルが治まらない方は、ぜひ参考にしてください。

毛穴トラブルは大きく分けて4種類

毛穴トラブルにはいろいろなタイプがありますが、大きく4つの種類に分けられます。

乾燥毛穴

皮膚の表面が乾燥して内側の水分量が減り、肌にハリがなくなってくると、毛穴が開いて目立ってきます。
乾燥毛穴の場合、毛穴そのものに問題はありません。しかし、乾燥を放置すると、肌のたるみとともに毛穴もたるみやすくなるため、“たるみ毛穴”をまねくおそれがあります。また、肌を乾燥から守るために過剰な皮脂が分泌されるようになると、“詰まり毛穴”になることがあります。

詰まり毛穴

毛穴が角栓でふさがれてしまったものを、詰まり毛穴と呼びます。
皮脂の分泌量が多いTゾーンにできやすく、肌の乾燥やターンオーバー周期の乱れなどが主な原因です。
詰まり毛穴には、角栓が詰まって白く盛り上がる“角栓毛穴”や、角栓が酸化して黒く見える“黒ずみ毛穴”などがあります。
なお、毛穴が黒く目立つ原因としては、摩擦や紫外線の影響で生じるメラニンの沈着も無視できません。こちらは詰まり毛穴とは少し異なり、シミの一種と考えられます。

炎症毛穴

ニキビや紫外線などの影響で、炎症を起こしている毛穴です。毛穴周辺のコラーゲンにダメージが生じるため、肌がゆるんで毛穴が目立ちやすくなります。
また、皮脂に含まれる不飽和脂肪酸が原因で炎症が起こり、毛穴の出口がすり鉢状にえぐられた状態になることもあります。このような毛穴は“すり鉢毛穴”と呼ばれます。すり鉢毛穴は、放置するとどんどん大きくなるため、早めのケアが大切です。

たるみ毛穴

頬に多いのが、たるみ毛穴です。肌のハリや弾力が失われて下方向にたるむと、毛穴がしずく型に変形してたるみ毛穴となります。
加齢にともなう肌の乾燥やターンオーバーの乱れなどが主な原因ですが、20代後半くらいからたるみ毛穴に悩む人もいます。

毛穴を目立たなくするタイプ別スキンケア方法

では、毛穴トラブルのタイプ別にスキンケアのポイントを解説します。

乾燥毛穴はたっぷり保湿を

乾燥毛穴は毛穴自体に問題はないため、たっぷり保湿すれば毛穴が目立ちにくくなります。
保湿は、洗顔直後におこなうのがおすすめです。化粧水だけで終わるのではなく、乳液やクリームを使って肌に水分をしっかり閉じ込めるのがポイントです。ローションパックをするのも効果が期待できます。
エアコンを日常的に使っている場合は、湿度に注意して肌の乾燥を防ぐことも大切です。

詰まり毛穴には角質ケアがおすすめ

詰まり毛穴には、角栓のもととなる角質のケアが大切です。
毎日の洗顔にピーリング石鹸を使ったり、スキンケアにピーリング美容液を取り入れたりすると、角質をやさしく取り除くことができます。角栓が気になる場合は、クレイパックで吸着するのも良いでしょう。また、オイルクレンジングを使うと、角栓が取り除きやすくなります。
ただし、効果のみを重視してコスメを選ぶのはNGです。肌質に合うものをきちんと選び、過剰なケアを避けるようにしましょう。

炎症毛穴は炎症をおさえるのが最優先

炎症毛穴のケアでは、肌の炎症をおさえることが優先されます。
肌の鎮静には、抗炎症作用を持つビタミンCやグリチルリチンなどが配合されている化粧品を使います。
炎症が落ち着いた後に色素沈着が気になる場合は、メラニンの生成をおさえるアルブチンやハイドロキノン、トラネキサム酸などを配合するコスメでケアしましょう。
毛穴のゆるみが気になる場合は、コラーゲンの生成をうながすレチノールやナイアシン、ビタミンC誘導体などを配合する美容液の利用がおすすめです。

たるみ毛穴はエイジングケアも視野に入れて

たるみ毛穴は加齢が原因になっていることが多いため、エイジングケアを中心としたスキンケアが必要です。
レチノールやナイアシン、ビタミンC誘導体を配合するコスメを利用するほか、紫外線ケアも欠かせません。また、肌に良いとされる食事を心がけることも大切です。スキンケアだけで改善がみられない場合は、医療機関で光治療(フォトフェイシャルなど)を受けるのも方法のひとつです。

これだけは避けて!やってはいけないスキンケア

毛穴ケアは、やり方を間違えると症状が悪化してしまいます。やってしまいがちな3つのNGケアをご紹介しますので、スキンケアの参考にしてください。

角栓を無理やり取り除く

はがすタイプのパックで、無理やり角栓を取り除くことは避けてください。パックをはがす際に毛穴や皮膚に大きな負担がかかり、炎症を起こしやすくなります。また、皮脂の分泌量が増えたり肌のターンオーバーサイクルが乱れたりする原因ともなるため、毛穴トラブルの悪化をまねきやすくなります。
同様に、角栓を無理やり押し出したりピンセットなどで取り除いたりするのもNGです。毛穴に雑菌が入り込み、炎症毛穴になる可能性があります。
角栓は、ピーリング石鹸などでやさしくケアするようにしましょう。

洗顔のしすぎ

洗顔しすぎるのも良くありません。洗顔の際に起きる摩擦で、毛穴トラブルが悪化する可能性があります。また、肌の乾燥や皮脂の過分泌をまねく危険性も否定できません。
スクラブ入り洗顔料や洗顔ブラシの使用も、あまりおすすめできません。肌や毛穴を傷つけてしまうことが多く、かえって毛穴が目立つ原因となります。

パッティングもNG

スキンケア時にパッティングするのも避けるべきです。パッティングすると摩擦が起こり、毛穴にダメージを与えるからです。
肌に有効成分をしっかり浸透させたい場合は、パッティングではなくパックをしましょう。パックする際はできるだけこすらず、摩擦を避けるように注意してください。

【まとめ】あなたの毛穴はどのタイプ?目立つ原因とタイプ別おすすめスキンケア

毛穴は、肌のうるおいを保つのに欠かせない皮脂を分泌する大切な器官です。一方で、ケアが難しく、毛穴の存在が肌の美しさを損なうこともあります。
しかし、毛穴トラブルの原因を理解して適切なケアをおこなえば、毛穴の目立たない肌を目指すことも可能です。
この機会にスキンケアを見直し、近くから見ても美しいなめらかな肌を手に入れましょう。