ダーマペンと水光注射の違いは?費用・効果・回数・ダウンタイム・リスクなどを徹底比較

ダーマペンと水光注射の違いは?費用・効果・回数・ダウンタイム・リスクなどを徹底比較

細い針を使って、皮膚の美しさを獲得することを目指す方法として、ダーマペンや水光注射が注目されています。この両者は名前が全然違うにもかかわらず、比較的似た施術方法をとるため、その違いが充分にわからない方もおられるようです。
ダーマペンと水光注射には、どのような違いがあるのでしょうか?
このコラムでは、ダーマペンと水光注射の違いについて、施術の目的や方法、また費用やリスクなどについて、できる限り詳しく解説いたします。

ダーマペンについて

まずダーマペンについてご説明します。

>ダーマペンの目的

ダーマペンは、皮膚にニキビ跡や手術跡などの傷がある、シミやシワがある、毛穴の開きが目立つなど、何かしら美しい状態に戻したい皮膚のトラブルを抱えている人にお勧めの施術です。

ダーマペンの施術方法

ダーマペンはマイクロニードルという細い針の束を皮膚に刺し、人工的に傷を作って自然修復力を誘導する施術方法です。傷をつけられた皮膚の内側では、傷を修復するためにコラーゲンを生成しますが、修復の過程でトラブルの起きていた皮膚を美しい状態に導くことができます。
針を刺すことから想像できるかと思いますが、施術には痛みを伴うことがあります。したがって施術部位に痛みを感じないようにするため、麻酔用のクリームを塗布してから施術を開始します。
ダーマペンはペン型のデバイスですが、施術部位にダーマペンを押し当て、バネの力で発射されるマイクロニードルを複数回刺すことが一般的です。
通常一回の施術は20~40分くらいで終了し、施術後は治療部位をクーリングします。

ダーマペンの回数・費用・ダウンタイム

皮膚の状態によって必要となる治療回数は異なりますが、トータルで5〜10回の治療が必要となることが多いようです。
費用は顔を中心とした場合、1回あたりの相場として1万円程度が必要となります。
ダウンタイムは、マイクロニードルを刺した深さにもよりますが、浅い場合であれば数日以内、多少深くなるようであれば1週間程度はとったほうがよいでしょう。

ダーマペンのリスク

ご説明したように、ダーマペンは非常に細いマイクロニードルを使用するとはいえ、針で皮膚に穴を開けることになります。したがって出血や施術部位の腫脹、発赤がみられることがあります。
出血は施術直後からみられますが、出血が止まりにくくなるような基礎疾患や薬を飲んでいない限り、すぐに止血されます。腫脹や発赤は、施術後翌日から数日間続くことはありますが、それ以上長引くことはまれです。

水光注射について

続けて水光注射についてご説明します。なお水光注射の水光は、美容先進国である韓国で、艶のある皮膚を水光皮膚と呼ぶことに由来しています。

>水光注射の目的

水光注射は、ハリや艶を失った、たるみやシワが目立つ、また皮膚の老化が気になる方に適した施術です。ニキビ跡など、皮膚のくぼみを改善するために使用することもあります。

水光注射の施術方法

水光注射では、皮膚の浅いところに非架橋ヒアルロン酸をベースにした薬剤を注入することで、皮膚に潤いをもたらせる方法です。非架橋ヒアルロン酸は水分を保持する性質が高く、1gで約6Lもの水分を取り込むことができます。
通常は非架橋ヒアルロン酸のほかに、抗酸化作用を持つビタミンEやポリフェノールの一種であるレスペラトロールなどを配合して注入します。目的に応じてボトックスやプラセンタなどを加えることもあります。
なおヒアルロン酸を注入すると、その周囲に自分自身の持つコラーゲンが生成されることがわかっており、薬液だけでなく自己修復力も生かして美しい皮膚を維持ことが期待できます。
施術の方法はダーマペンと似ていますが、皮下に薬液を注入するためにはどうしても針を刺す必要があります。通常は31〜34Gの極めて細い針を使います。これは医療現場で利用される針の太さとしては、最も細い部類に属します。
麻酔用クリームを使用して感覚が鈍った状態の皮膚に、5本の針をワンショットでうち、皮膚の浅い層に薬液を注入します。
施術は15〜30分ほどで終了し、10分ほどのクーリングタイムを設けます。施術部位は薬液が注入されたことでふくらむことがありますが、強く揉むことは避けましょう。

水光注射の回数・費用・ダウンタイム

施術内容によって異なりますが、確実な効果を実感するためには数週間おきに3〜5回の施術を想定しておくとよいでしょう。
費用は注入する薬液の種類などによって異なりますが、1回あたり4〜10万円ほどが必要となります。
ダウンタイムも注入する薬液によって差がありますが、針は浅い層に刺しているため、数日から5日程度はみておくことをお勧めします。

水光注射のリスク

水光注射もダーマペンと同様、針を皮膚に刺して施術を行います。したがって、ダーマペンで見られた出血、腫脹、発赤などは、水光注射の施術においてもみられることがあります。
ただダーマペンと異なり、薬剤を皮下に注射しますので、腫脹や発赤が1週間程度残ることがあります。とはいえ、ほぼ間違いなくその後は改善していきますので、過度に心配する必要はありません。

【まとめ】ダーマペンと水光注射の違いは?費用・効果・回数・ダウンタイム・リスクなどを徹底比較

ダーマペンと水光注射について、その目的や方法、ダウンタイムなどの違いをご説明しました。
整理すると、下表のようになります。

ダーマペン 水光注射
方法 マイクロニードルを皮膚に刺して傷をつけ、自己修復力を誘導する 皮膚の浅い層に細い針を刺し、美容効果の高い薬液を注入する
目的 皮膚にできた跡を美しくする 皮膚のエイジングケアをする
回数 5〜10回 確実な効果は3〜5回
費用 1回1万円程度 1回あたり4~10万円
ダウンタイム 浅い場合であれば数日以内、深い場合は1週間程度 数日から5日程度
リスク 出血、腫脹、発赤など 出血、腫脹、発赤など

より安全に確実な施術を受けるために、皮膚美容を専門に扱うクリニックでぜひご相談ください。

監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長

野田 のだ 知路 とものり - Noda Tomonori -

監修医師 トイトイトイクリニック理事長・統括院長 野田 知路

福岡大学医学部形成外科、大手美容皮膚科院長を経て、医療脱毛をメインとする美容皮膚科クリニックを都内(渋谷原宿、池袋)で展開中。
常に自分の家族ならこうしたいと考えるよう心掛け、「家族にも勧められる美容医療」を信条としています。