ニキビができやすい人にとって、正しい洗顔方法について、悩むことがあるのではないでしょうか?
洗顔料も様々な種類のものがあり、どれを選ぶのが良いか迷ってしまいます。
そこで、今回の記事ではニキビ肌の方が取り組むべき正しい洗顔方法、また洗顔料の選び方についてご紹介します。
目次
正しく洗顔するための5ステップ
1日2回を目処に、以下のステップで洗いましょう。
ぬるま湯で素洗いする
まずはぬるま湯で、両手と顔を洗います。その目的は、手のひらや顔についている汚れを簡単に洗い流すことにあります。
水温は、人肌よりも少しぬるめがよいでしょう。あまり温度が高いと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうと言われています。また水温が低すぎると、洗顔料が十分に泡立たず、汚れが落ちにくくなります。
洗顔料を泡立てる
洗顔料を手のひらにとり、泡立てます。
目安としては、洗顔料が弾力のあるきめ細かい泡になって、手のひらいっぱいに山になる程度です。手のひらで泡を育てるイメージがよいでしょう。
こすらないように洗顔する
洗顔は、こすらないように注意し、泡で包むように、泡で汚れを落とすイメージで洗顔します。
ニキビをこすって洗うと、肌が傷ついてしまい、ニキビの跡を残してしまう原因ともなります。
洗う順番は、いわゆるTゾーンである額、鼻を最初に洗うのがよいでしょう。このエリアは皮脂が多くなりますので、最初に念入りに洗います。その後、目元や口周り、あごなど洗うエリアを広げていきます。
ぬるま湯ですすぐ
洗顔が終われば、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。
洗顔料が肌に残り続けると、肌を刺激してしまって肌荒れの原因になります。したがって、特に洗顔料が残りやすい髪の生え際、鼻やあごの周りは念入りに洗い、洗顔料が残らないようにします。
拭き取る
しっかりとすすぎを終えたら、タオルで水分を吸い取ります。
拭き取るときも、肌をこすらないように、タオルで優しく吸い取るようにすることがポイントです。タオルで肌をこすると、肌が傷ついてしまい、ニキビの悪化や肌荒れの原因ともなり得ます。
水分を拭き取った後は、保湿剤を使って、肌の保湿に努めてください。
ニキビ肌の方が洗顔料を選ぶときの4つのポイント
次に、ニキビ肌の方が洗顔料を選ぶ際に確認すべき4つのポイントをご紹介します。
洗顔料の泡立ち
ニキビ肌の洗顔は、肌を傷つけないように泡を利用します。
したがって、洗顔料の泡立ちは重要です。
一般的に、クリームタイプ、固形石鹸タイプ、泡タイプの洗顔料は、きめ細かい泡ができやすくなっています。
含まれているとよい成分を確認する
ニキビ肌用の洗顔料であれば、通常問題はありません。
有効成分を確認して購入する場合は、ニキビの原因となるアクネ菌への作用を期待した殺菌成分、赤みを伴うニキビに対する抗炎症作用、また肌の保護作用を維持するための保湿成分が含まれているかを確認するとよいでしょう。
殺菌成分としては、サリチル酸やイソプロピルメチルフェノールが知られています。
炎症成分には、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリル、アラントインなどがあります。
また保湿成分には、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどが知られています。
なお、洗顔料によってはケミカルピーリングで使用するグリコール酸(α-ヒドロキシ酸)やサリチル酸などの成分を含むものがあります。
注意すべき成分を確認する
洗浄力の強さを強調している製品は、避けるべきです。
特にラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウムなどの成分が入ったものは、皮膚を刺激する可能性があります。
また、スクラブ(粒子)入りの洗顔料は、肌をきれいに洗うことができると思いがちです。その効果を否定するわけではありませんが、毎回の洗顔で使用すると、肌を傷つけすぎる可能性があります。できれば週に数回程度までにとどめておく方がよいでしょう。
ノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶ
コメドとは、ニキビの初期段階を意味します。またジェニックは、「〜に適した」ことを意味します。つまり、コメドジェニックとは、ニキビに適した状態に、ノンという否定語をつけ、「ニキビに適した状態を作り出さない」ことを意味しています。
スキンケア製品のうち、「ノンコメドジェニックテスト済み」とあるものは、一定の条件下でテストを行い、ニキビを作り出すものではないことを検証した製品である、ということになります。
したがって、ニキビを改善するものではありませんし、効果には当然個人差があります。でもニキビを作らない方向に作用する、肌に優しい製品であると言えるでしょう。
【まとめ】ニキビ肌の正しい洗顔方法と洗顔料の選び方
ニキビ肌の洗顔は、適切な洗顔料を用いて正しく行うことが大切です。
特に強くこすって洗うような自己流の洗い方では、ニキビを悪化させたり、ニキビ跡を残しやすくしたりすることもあります。
ぜひこの記事を参考に、ニキビ肌のスキンケアを正しく行いましょう。
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