糸リフトは、近年多くの人々に注目されている美容医療のひとつ。
糸リフトは特殊な糸を皮下に挿入して、たるんだ肌を引き上げることで若々しい外見を取り戻す手術です。比較的短時間で効果が高い施術として、最近注目を集めています。
しかし、糸リフトをしたことがない方は、どれくらいから効果を実感するか、持続時間がどれくらいか、心配される方もいるでしょう。
この記事では、糸リフトの効果について解説します。
この記事を読むことで、糸リフトがいつから実感できるのかや持続効果などを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 糸リフトとは?
- 糸リフトの効果が実感できる時期は?
- 糸リフトの持続期間は?
- 追加施術までの適切な期間は?
- 糸リフトの効果を持続させるためのポイント
目次
糸リフトとは?
糸リフトとは、美容外科や美容皮膚科で行われるリフトアップ施術の一つで、医療用の特殊な糸を皮膚の下に挿入し、たるんだ皮膚を引き上げる方法です。
この手術は「切らないフェイスリフト」とも呼ばれ、皮膚を切開する必要がないため、ダウンタイムが短く、比較的手軽に受けられる点が特徴になります。
糸リフトにより、例えば以下の効果が期待できます。
- たるみの改善:頬やフェイスライン、ほうれい線、マリオネットラインなどのたるみを物理的に引き上げます。
- 肌のハリと弾力の向上:糸が皮下でコラーゲン生成を促進し、肌のハリと弾力が向上します。
- フェイスラインの引き締め:適切な位置に糸を配置することで、シャープなフェイスラインを形成します。
このように糸リフトは、即効性がありながらたるみに対して効果を実感しやすく、フェイスラインの引き締め効果の持続も期待できます。
糸リフトの効果が実感できる時期は?
糸リフトの効果は施術後すぐに実感できますが、最終的な効果が現れるまでには1〜2週間かかることがあります。
この期間中に腫れや内出血が引き、糸が皮膚に馴染むことで自然なリフトアップ効果が感じられるようになります 。
一般的には、以下のような経過をたどります。
- 施術直後:リフトアップ効果をすぐに感じることができます。皮膚が引き上げられ、フェイスラインがシャープになります。
- 1〜2日後:麻酔液による腫れが最も強くなりますが、冷却パックなどで冷やすことで軽減が可能です。
- 1〜2週間後:腫れや内出血が引き、違和感が減少し、糸が皮膚に完全に馴染みます。この時点で最終的なリフトアップ効果が確認できます。
このように、糸リフトは即効性があり、施術後数週間で自然なリフトアップ効果を実感することができますが、術後のケアをしっかり行うことで、より良い結果を得ることができます。
糸リフトの持続期間はどれくらい?
実は糸リフトと一言でいっても、色々な経過が考えられます。特に持続時間に関しては、「どこを施術するか」「個人の肌質」「使う糸の種類」によって大きく左右されます。
当院で使用している糸は、テスリフト、アンカーリフト、VOVリフト(ボブリフト)、ドールリフト、TEX3Dリフトなど、多種多様です。
また、コラーゲンが作られやすい部位か、引き上げ効果を実感しやすい場所かにもよるでしょう。
しかし、大まかな目安としては、6ヶ月〜1年(テスリフトのみ1年〜2年程度)くらいを見込んでいただくほうが無難です。
したがって、きれいにリフトアップされた肌を維持するためにも、上記期間を目安に定期的にメンテナンスしていただいたほうが望ましいでしょう。
糸リフトの追加施術までの期間はどれくらいが適切?
糸リフトの持続時間が一般的に「6ヶ月〜1年」だから、追加施術もそれくらいの間隔なのかというと、そうではありません。
糸リフトでは単純な糸による物理的な引き上げ効果もありますが、糸という異物に反応してコラーゲンが活性化され増殖する作用もあります。そのため、施術1年後の肌が糸リフトによって完全に元に戻ってしまう……ということもないのです。
したがって、半年後や1年後にたるみをどのように気にするかによって、行う施術内容を変えてみてもよいかもしれません。
是非、担当スタッフ・医師にも相談していただき、その時のあなたの肌にあった施術を受けていただくのがよいでしょう。
糸リフトの効果を持続させるためのポイントは?
もちろん持続時間の目安はあるとはいえ、非常に個人差も大きいもの。特にその間どのように日常生活を過ごしているかは、非常に大きな影響を与えます。
では、糸リフトの効果を長持ちさせるためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
まずは、下記のことを意識してみましょう。
顔を強くこすらない
施術後は顔をこすったり、マッサージしたりすることを避けることは必須。特に施術後初期は単純にずれてコグのひっかかりが弱くなり、糸で十分引き上げられなくなってしまうことも。
特に最初の1ヶ月間は注意が必要です。糸が皮下組織に馴染むまでの間、過度な刺激を与えないようにしましょう。
大きく口を開けない
笑う、食事をするなどの際に大きく口を開ける動作は控えめにするのも大切。
特に施術後数週間は口を大きく開けることで、糸の位置に大きな影響を与える可能性があります 。余計な心配をしないためにも、糸の位置がずれないようにしましょう。
飲酒・喫煙を控える
飲酒や喫煙は血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。施術後1週間は控えるようにしましょう。
適度な保湿と日焼け対策をしっかりと
糸リフト後の肌は敏感になっているため保湿をしっかり行い、紫外線から肌を守るために日焼け止めを使用することが重要です。
定期的なメンテナンスが大切
施術を行ったクリニックで定期的に診察を受け、効果の確認や追加施術のタイミングを医師と相談することが推奨されます。特に効果が薄れてきたと感じた場合には、早めに相談することで効果を長持ちさせることができるかもしれません。
このように、特に施術直後には色々な注意点があります。日常生活に気をつけることで持続時間も大幅にアップします。普段から肌のメンテナンスを忘れないことが大切です。
【まとめ】糸リフトの効果はいつから実感できる?持続期間と追加までの期間も解説
糸リフトの「時期・時間」に着目して、持続時間や定期的なメンテナンスの時期について解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- 糸リフトの効果は施術直後から感じられるが、最終的な効果は1〜2週間後に現れる
- 一般的な持続期間は6ヶ月から1年ですが、使用する糸の種類や個人の肌質などによっても異なり、例えばテスリフトは1年から2年程度持続が期待できる
- 一般的には効果が薄れてくる6ヶ月から1年を目安に追加施術を検討すると良いが、元通りになるわけではなく、それぞれの肌に合わせた施術を行うのがベスト
- 顔をこすらない、大きく口を開けない、飲酒・喫煙を控えるなどの術後ケアが効果を持続させるために重要
当院では、患者様に安心して施術をお受けいただけるよう、厳選した糸を使った糸リフトを提供させていただいております。
他にも糸リフトについてわからないことがありましたら、是非担当医師・スタッフにお気軽にお伝えください。お悩みが解消されるよう、丁寧にカウンセリングさせていただきます。
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長
野田
知路
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