アートメイクは、自然な肌の質感を再現し、自分が求めるナチュラルな色合いにすることが出来る最先端の医療技術です。
超極細の針を肌の表皮深部に挿入して色素を注入することで、色合いを長期間キープすることができます。ゆっくり肌の表面から退色されていくので、ライフスタイルの変化に合わせて色合いの調整も出来るのが特徴です。
ここで気になるのが、アートメイクで使われる色素についてですよね。ゆっくり退色されていくとはいえ、自分の肌に入れる色素がどのようなものなのか、ご心配になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アートメイクの色素について詳しく知りたい方に向けて、「顔料と染料、どちらがおすすめなのか」「アートメイクで使われる色素はどのようなものか」を中心にわかりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、アートメイクの色素について理解が深まり、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- アートメイクで入れる色素ってどのようなものなの?顔料と染料の違いは?
- アートメイクの色素は顔料と染料どちらがおすすめなの?
- アートメイクで使われる色素は安全なの?
顔料と染料の違いは?
実は着色させるための色素である「色材」は、「染料」と「顔料」に分けられます。
染料とは、水や油に溶け込み、布や紙などの繊維の間に染み込んで染める性質を持つ色材のことです。染料は、主に衣類の染色によく使用されています。染料をアートメイクの色素として用いると、施術をした後に色素が皮膚の下で広がってしまうためアートメイクには向いていません。
一方、顔料は水や油に溶けず、バインダー(定着剤)を加えて面に塗ることで色が着く「色材」のことです。
顔料は染料と違って溶媒に溶けないため、容器の中で沈殿してしまいます。そのため、顔料をそのまま使用すると色ムラができてしまい、安定した着色につながりません。
これを防ぐために顔料を用いる際に水だけでなく、グリセリンなどの粘稠性の高い(粘りけのある)物質を混ぜ合わせて使用します。また菌の繁殖を抑える目的で、アートメイクで使用されている色素には少量のアルコールが加えられています。
アートメイクで使われる色素の特徴は?
ここからわかる通り、アートメイクでは染料ではなく顔料でなくてはいけません。染料では色素が肌にしみこみ、安定して定着しないだけでなく、他に広がってしまいます。
さらに顔料は、大きく「無機顔料」と「有機顔料」の2つに分けられます。
有機顔料は、天然の鉱石や金属の化学反応によって得られる酸化物などから作られる顔料のこと。代表的なものに、群青や黄土などがあります。これらは現在でも日本画の岩絵具として使用されています。
一方、無機顔料は石油などから合成した顔料です。代表的なものに、コバルト青や黄鉛などがあります。
アートメイクで使用される顔料は安全性を考慮して、酸化鉄と二酸化チタンの無機顔料で構成されています。これらは化粧品としてFDAにも認可されており、安全性も高い物質として一般的に用いられています。
アートメイクで使われる色素は安全?
当院トイトイトイクリニックで使用されている「色材」はもちろん、顔料に分類され安全性も十分確認されています。
具体的にはアメリカFDAやヨーロッパEUの安全基準をクリアし、CE認可を受けているものを選定しています。
アートメイクによる合併症を限りなく少なくした色材を厳選しているため、安心して施術をお受け下さい。
【まとめ】アートメイクの色素は顔料と染料どっちがおすすめ?
アートメイクの色素について、顔料と染料の違いを解説していきました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- アートメイクで使用される色素は顔料が使用される
- アートメイクで使用される色素は安全性を考えて、主に酸化鉄や二酸化チタンが使われている
- トイトイトイクリニックで使用されているアートメイクの色素は、アメリカFDAやヨーロッパEUの安全基準をクリアし、CE認可を受けているものを選定している
アートメイクで使われる色素についてご不安な点がありましたら、ぜひ当院の担当医師・スタッフにご相談ください。丁寧にカウンセリングさせていただきます。
監修医師
医療法人社団雪焔会 トイトイトイクリニック
理事長・統括院長
野田
知路
- Noda Tomonori -
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